未来の医療技術開発への挑戦!
修士課程1年 中川 湧貴
三宅研究室では、ヒトを始めとする柔らかくウェットな生体(バイオ素材)と、ヒトが作る硬く・ドライなデバイス(エレクトロニクス素子)を有機的に統合するための独自技術の開発に向け、以下の課題に取り組んでいます。
◇ソフト界面:デバイス/生体間
◇ウェット界面:化学エネルギー交換
◇イオン制御界面:生体との情報交換
~私の研究内容~
私自身、昨年度まで在籍した高専では、パワエレ分野の研究を行っていました。一方、現在はカーボンファイバーを用いて植物内の成分で発電するバイオ燃料電池の開発に取り組んでいます。このように、多くの分野に挑戦することでそれぞれの分野間での知見を融合することができ、更なる技術的な応用につながることもあります。知識的な不足についても、講義や指導の下で基礎的な知識から学べるため無理なく新分野に挑戦できます。また、本研究は三宅先生とのお話の中で私自身の興味関心と先生のやりたいことがマッチングした上でスタートしました。このように、三宅先生は学生のやりたいことやアイデアを大切にしていて、その実現に向けた適切なサポートをしてくださいます。
~様々な研究と日々の活動~
三宅研では、細胞に直接的に薬剤を投与する際に用いられるナノチューブスタンプ、溶液中のプロトンを制御する特殊な膜の開発、涙液中の生化学情報を計測するスマートコンタクトレンズなど、未来型の医療機器の開発や応用に向けて研究活動に奮闘しています。
ゼミとミーティングは毎週1回ずつ行われ、研究の進捗状況や学生が選んだ技術の最新動向に迫る論文の共有を活発に行うことで研究の加速化を図ります。
~三宅研究室の魅力~
三宅研は、2021年度に早大発のベンチャー企業創出を目的とした「早稲田大学PoC Fund Program」に採択されました。その後、研究成果をもとに「ハインツテック株式会社」を起業しました。事業化は多くの方々との関わりも格段に増えたため、新たな知見や助言を得ることで研究が高速化・高度化されました。また、研究内容が実際に社会実装される環境は学生にとっても重要で貴重な経験になります。
私たちと一緒に、未来の医療技術の革新を実現させましょう!