Graduate School of Information, Production and Systems早稲田大学 大学院情報生産システム研究科

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研究科について

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概要

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IPSについて

研究科概要

早稲田大学大学院情報生産システム研究科(通称IPS)は、早稲田大学のアジア展開の拠点として2003年に北九州学術研究都市内に開設した、独立研究科(学部を持たない大学院)です。IPSでは「情報アーキテクチャ分野」、「生産システム分野」、「集積システム分野」の3つの分野を設け、今世紀社会が要求する技術領域において学際的に研究を行い、テクノロジーによる持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。

教育研究

IPSでは開設当時からすべてのコースにおいて日英2言語講義をいち早く導入し、日本人学生だけでなく海外からの優秀な留学生も、ともに学べる環境を整えてきました。企業や大学など、国内外のさまざまな機関との共同研究も盛んに行われており、公的プロジェクトにも多数参加しています。

生活

IPSが位置する北九州市は地理的な条件に恵まれ、古くからアジアとの交流拠点として栄えてきました。国際的なテクノロジー都市である一方、豊かな自然を満喫できる環境にあり、首都圏にくらべて経済的にも暮らしやすく、ゆとりある生活を送ることができます。 またIPSでは、貸与型奨学金に加え、早稲田大学独自の給付型奨学金(返還不要)もあり、奨学金が豊富に用意されており、多くの学生が奨学金を受給しています。また「大学院博士後期課程若手研究者養成奨学金制度」により30歳未満の博士後期課程学生の授業料自己負担は大幅に軽減されます。

就職, 進路

就職先は国内外の電気・半導体・自動車メーカーや情報通信サービスなど多岐にわたり、中にはIPSで学んだ技術を基に、起業する学生もいます。また博士学位取得者は母国に戻り、大学教員となるケースも増えています。 国籍や年齢の異なる、多様な背景をもつ学生たちが集まるボーダレスな環境のなかで、自らチャンスをつかむ意欲があれば、工学的な知識と国際性を兼ね備えた、社会に求められる人材に成長することでしょう。

IPSの国際性

世界トップレベルの工学エリートが集い、互いに刺激しあう国際的な研究環境がある。

留学生が約90%を占める、国際性豊かな研究環境

IPSにはアジアを中心に世界各国から異なる言語、文化、社会的背景をもつ優秀な学生が集まっています。様々な外国語が飛び交うクロスカルチャー環境の中で、国際人としてのコミュニケーション能力を身に付けることができます。

※アジア人材含む、ABEイニシアチブは含まない。

入学年度 出身国&人数 合計
2003 中国1 1
2004 中国1 1
2005 中国1, モンゴル1 2
2006 中国1, メキシコ2 3
2007 中国7, 韓国2, フィリピン1, タイ1 11
2008 中国8 8
2009 中国9, タイ2 11
2010 中国3, 韓国1, メキシコ1 5
2011 中国1 1
2012 中国3, ザンビア1 4
2013 中国2, タイ1, タンザニア1, エクアドル1 5
2014 中国3, タイ2 5
2015 中国3, インドネシア2, マレーシア1, タイ1 7
2016 フィリピン1, インド2, インドネシア1, タイ1, エジプト1 6
2017 インドネシア2, マレーシア2, タイ1 5
2018 インドネシア3, タイ3, マレーシア2, インド1, エジプト1, フィリピン1 11
入学年度 人数
2006
2007
2008 2
2009 7
2010 3
2011 2
2012 5
2013 3
2014 0
2015 5
2016 8
2017 1
2018 7
合計 43

ほとんどの科目を、英語と日本語の2言語で開講

授業を英語または日本語で受講可能です。留学生の多い研究室のゼミ等では、英語文献の輪読や英語による活発な議論などが行われています。また、世界に通用する研究者やエンジニアを養成するため、多くの学生が国際会議で英語で発表する機会をもつよう、強力に推奨しています。

日英バイリンガル教育

日本語が話せない留学生も英語のみで学位を取得することが可能です。また他言語ネイティブとのコミュニケーションの機会が豊富であり実践的な語学力が身に付きます。日本語を学びたい留学生や英語を学びたい日本人学生には北九州学術研究都市の語学教育センター講座も用意されており、安価で受講することができます。

アジアを中心に海外トップクラスの大学と提携・交流

アジア太平洋地域における知の創造を世界レベルで行うことを目指しており、中国、台湾、韓国、タイ、マレーシアなどアジアを中心に数多くの海外の有力大学との提携や交流を積極的に進めています。毎年開催する「IPS海外連携シンポジウム」では国内外から約100~150 名が集まり、共同研究成果や最新技術・研究動向をプレゼンやポスターで発表すると同時に、参加者の横断的な交流の場を提供する一大イベントとして成長しています。

中国

北京理工大学 研究生院 自動化学院 / 北京化工大学 信息科学与技術学院 / 重慶大学 ソフトウェア工学学院 /大連理工大学 国際合作與交流處 / 復旦大学 信息科学与工程学院、計算機科学技術学院、微電子学院 / 吉林大学 / 南京大学 軟件学院・計算机科学与技術系 / 北京大学 情報科学技術学院 / 上海交通大学 電子信息与電気工程学院 / 上海大学 大学院 / 四川大学 計算机学院・軟件学院・工商管理学院 / 華南理工大学 研究生院 / 東南大学電子科学与工程学院, 他5学院 / 同済大学 研究生院 / 清華大学 計算机科学与技術系 / 電子科技大学 / 厦門大学 信息科学与技術学院 / 西安電子科技大学 / 浙江大学 信息学部 / 南京郵電大学 光电工程学院 / 西安交通大学 / 北京交通大学 経済管理学院

台湾

国立成功大学 電機資訊学院 / 国立中央大学 資訊電機学院 / 国立台北科技大学 機電学院, 電資学院 / 国立台湾大学電機資訊学院

韓国

全南大学校 工学部 / 釜山大学校 工学部 / 培材大学校 コンピュータ学科

タイ

チェンマイ大学 工学部 / チュラロンコーン大学 工学部 / タマサート大学 / シリンドーン国際工学部

マレーシア

マレーシア日本国際工科院

ベトナム

ハノイ工科大学 電子・電気通信学部, 情報通信技術学部 / ホーチミンシティ工科大学 電気・電子工学部, コンピュータ科学・工学部, 機械工学部

フィリピン

アテネオ・デ・マニラ大学 理工学院

IPSのプロジェクト

国や地域、企業、他の研究機関と連携して、数多くのプロジェクトが進められています。

地域と連携した最先端のカーエレクトロニクス開発

北部九州の基幹産業である自動車産業。IPSでは、地域の他大学や研究所、企業などと連携して、カーエレクトロニクスに展開できるシステムの研究開発に力を注ぎ、自動車産業の発展を目指します。

「カーロボAI連携大学院」

北九州学術研究都市に隣接する3大学(早大, 北九州市立大, 九工大)は各大学の強みを結集、次世代リーダーとして実践力を有する高度専門人材の育成を目的とし、連携大学院コースを開設しています。尚、2019年度から、従来のカーエレクトロニクスコースとインテリジェントカー・ロボティクスコースは統合・再編され、「カーロボAI連携大学院」となりました。

潤沢な研究資金・設備

IPSでは企業出身の教員が多数在籍することもあり、企業や海外大学との共同研究・受託研究が盛んに行われています。またそういった研究成果が認められ、多くの公的研究プロジェクトを遂行しています。持続可能な社会の実現に向けて教員や学生が日々研究に励んでいます。

主な研究プロジェクト

IPSは科学技術の発展を支える教育研究機関として、国家レベルのさまざまなプロジェクトに参画してきました。また海外大学や企業とも連携し、最先端技術の開発のため毎年数多くの共同研究を実施しています。

  • 博士課程教育リーディングプログラム – 実体情報学博士プログラム
  • スーパーグローバル大学創成支援
  • NEDO「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)/次世代パワーエレクトロニクス」
  • 科学技術振興調整費・振興分野人材育成プログラム基盤ソフトウェア
  • 「アジア人財資金構想」高度専門留学生育成事業
  • 戦略的大学連携支援事業
  • グローバルCOEプログラム「アンビエントSoCの教育研究の国際拠点
  • 海外連携プロジェクト
  • 知的クラスター創成事業 第I期
  • 地域イノベーション戦略支援プログラム(旧知的クラスター創成事業 第II期)

進路, 就職

早稲田ならではの、確かな就職実績。有力企業で多くの卒業生が活躍しています。

就職に強いIPS

ビジネスのあらゆる領域でグローバル化と情報化が求められている今、幅広い専門知識と創造性、確かな実践力とコミュニケーション能力を兼ね備えたIPSの修了者の活躍の場はますます広がっています。また、IPSは企業からの受託研究や共同プロジェクトをきっかけとした就職にも強みがあります。

IPS主催合同企業説明会

人材育成

多彩な”学びの機会”へと開かれた環境で、ボーダレス時代のエクセレント・キャリアを養成。

5つの戦略的人財「エクセレント・キャリア」を養成

  1. 世界レベルの先端的研究・開発を行う研究者
  2. 技術の社会的経済的インパクトが分かる経営者および管理者
  3. 経営戦略・戦略構想の立案ができるエンジニア
  4. 先端情報技術を活かしたアントレプレナー(起業家)
  5. 情報技術の知見を必要とするコンサルティング業務などに従事する者

中国の国家優秀自費留学生奨学金入選者

本奨学金は毎年世界各国で学ぶ中国出身の留学生のうち優秀と認められた学生に授与されるものです。 2010年 世界各国計504名中、日本の大学39名、早大6名(全国大学1位)うちIPS4名 2009年 世界各国497名中、日本の大学49名、早大4名(全国大学3位)IPS学生のみ

独立行政法人日本学術振興会特別研究員

独立行政法人日本学術振興会では、優れた若手研究者が研究に専念できるよう研究奨励金を支給する「特別研究員」制度を設けています。採用率が約30%と競争率の高い本制度ですが、IPSでは毎年多数の博士後期課程の学生が採用されています。

年度 件数
2007 2
2008 4
2009 4
2010 5
2011 2
2012 3
2013 0
2014 0
2015 0
2016 0
2017 2
2018 0
2019 0
合計 20

博士学位取得者数

年度 人数
2004 10
2005 10
2006 16
2007 19
2008 17
2009 13
2010 19
2011 27
2012 33
2013 19
2014 11
2015 10
2016 12
2017 7
2018 8
2019 7
合計 238

IPSのコラボラーニング

IPSは海外の大学や研究機関との連携、企業との共同研究、地域貢献の活動など、さまざまなプロジェクトに対して開かれた「コラボ・ラーニング」と呼ばれる独自の教育環境を整備しています。こうした協働的なプロジェクトの体験を重視した実践的教育によって、これからの産業界をリードし、グローバルな舞台で活躍できるエクセレント・キャリアを育成します。

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