三宅研究室の紹介
修士課程2年 佐原 航平
三宅研究室では、ヒトを始めとする柔らかくウェットな生体(バイオ素材)と、ヒトが作る硬く・ドライなデバイス(エレクトロニクス素子)を有機的に統合するための独自技術の開発に向け、以下の課題に取り組んでいます。
- ソフト界面: デバイス/生体間
- ウェット界面: 化学エネルギー変換
- イオン制御界面: 生体との情報交換
私は細胞-細胞間の物質の通信制御を実現する、金属製の薄膜を開発しています。また、涙液中の生化学情報を計測するコンタクトレンズ、汗中の成分で発電するバイオ燃料電池、溶液中のプロトンを制御する特殊な膜の開発など、三宅研では未来型の情報通信技術を確立するために、たくさんの企業や大学と力を合わせて、日々奮闘しています。
毎週2回行われるゼミでは、研究の進捗報告や、学生が選んだ面白い論文の共有を行っています。ゼミ中の積極的な情報交換を通じて、新たなアイデアが生まれる瞬間を何度も体験しました。三宅先生は、学生のアイデアをとても大切にしていて、「こんなことやりたい!」という考えを暖かく歓迎してくださり、実現のための手段を一緒に熟考して頂けます。そのため、研究を通して、入学時には考えもしなかった多角的な知識や技術、クリエイティブな考え方が自然に身につく環境が整っています。
三宅研では、幅広い分野の研究に携わることができるため、学生の進路は多岐にわたりまます。研究内容が足かせとなって、苦労することはありません。また、たくさんの学会に参加できるため、自分の研究の位置づけを意識しながら、日々研究できます。さらに、研究以外にも、火鍋パーティーやBBQ、歓送迎会を定期的に開催しているので、学生同士もとても仲良しです。
私たちと一緒に、「デバイスと生物がイオンでつながる未来」を目指して研究しませんか?

新入生歓迎会

細胞観察の様子

研究内容