研究室紹介
修士課程2年 蒋 英哲
近年の情報技術の発展によって、製造業は製造産業は大きな変革を迫られています。ますます多くの情報技術や情報理論が取り入れられ、それが効率向上とコスト削減に役立っています。それこそが、藤村研究室で研究している内容です。大まかに言うと、私たちの研究は、次世代の生産情報システム、特に製造業の生産スケジューリングに焦点を当てています。より具体的には、人工知能のアルゴリズムやヒューリスティックアルゴリズムなどのアルゴリズムを研究しており、複雑なスケジューリング問題の解決やスケジューリング法の改善にそれらを利用しようとしています。こうした研究の他に、私たちは、コンピュータを利用した検証や実システムのシミュレーションのためにプログラムを作成し、時にはソフトウエアも開発しています。それによって、研究結果をより説得力のあるものにすることができます。ほとんどのプログラムとソフトウエアは、われわれの研究活動で利用を推奨されているJavaやPHPでコード化されています。しかし、優れた成果を得られるのであれば、実装方法に制限はありません。藤村研究室では、このような研究分野内であればどのようなテーマでも研究することができます。
私たちの研究室には、日本、エチオピア、中国など、様々な国を出身とする16名のメンバーがいます。私たちは研究テーマを共に研究し、意見を交換しています。また、藤村教授が毎週開くセミナーに全員が参加し、プレゼンテーションを行って、定期的に成果を発表しなければなりません。セミナーでは、聞き手の学生だけでなく藤村教授も質問し、それぞれの提案を述べます。これは、より良い結果を得るのに役立ちます。時には、TOTOやトヨタなどの工場を訪問するチャンスもあります。それらの工場では、原材料から最終製品へと、生産がどのように行われているかを実際に見ることができます。それは忘れがたい体験になることでしょう。
この研究室の指導教官である藤村教授は笑顔を絶やさないとても優しい先生です。先生は研究活動と教育の両面に大きな忍耐力と几帳面さで熱心に取り組んでいる方です。藤村教授は、専門の研究分野における非常に優れた研究者であると同時に、学生の問題にいつでも対応してくれる親しみやすい先生です。
製造業の生産と生産スケジューリングにおいて、ますます多くの情報技術が使用されることになるのは必然的な傾向でしょう。その際、情報技術をいつ、どのように使用するかが、将来においても、常にその時代のテーマとなることでしょう。この分野の変革者になりたい方はどうぞ藤村研究室にお越しください。