政治学研究科博士後期課程政治学科2年 柴田海(Peter Chai)
政治経済学部経済学科4年 杉山香乃
政治経済学部政治学科3年 西垣七夏
早稲田大学政治経済学術院主催・早稻田大學政治經濟學會協賛による第7回キャンパスピアノイベントが12月18日、国際文学館(村上春樹ライブラリー)地下1階ラウンジにて開催されました。地下1階ラウンジのグランドピアノは、音楽など芸術にも造詣が深い村上春樹夫妻が、学生時代に開店したジャズ喫茶「ピーターキャット」に置かれていた、現在国際文学館室内展示の一部となっているものです。キャンパスピアノイベントは、ピアノのスキルに関係なく、このグランドピアノを、自由に弾くことができるイベントです。ストリートピアノのスタイルで、参加者が気軽に好きな曲を演奏・紹介できる特別な機会となりました。
多くの学生や地域の方々が演奏や鑑賞に訪れ、様々なジャンルの音楽や楽器が登場しました。クラシックや現代曲、国内外の音楽、映画、ドラマやアニメのサウンドトラックなどが登場しました。特に、クリスマスや新年をテーマにした曲が登場しました。演奏に使われた楽器はグランドピアノだけではなく、バイオリン、チェロやギターなど、他の楽器を演奏する友人を連れてきて、デュオやトリオを組む学生もいました。演奏の前、学生スタッフの司会者とのインタビューを通じて、演奏者が曲名、作曲家やミュージシャンを紹介したりしました。
参加した学生たちは、学部も国籍もサークル所属もさまざまでした。参加者は50人ほどで、そのうち20人が演奏しました。リラックスした雰囲気の中、授業の合間やランチタイムにOrange Cat Cafeにやってきて、音楽を演奏したり聴いたり、音楽の好みや個人的なエピソードを語り合ったりして楽しんでいました。国際文学館が早稲田生に愛されるキャンパス内の文化センターの1つであり、音楽が早稲田の大学文化に欠かせないものであり、多様な背景を持つ早稲田生が交流する共通の手段であることを感じました。キャンパスピアノが人気のイベントになったのは、イベントを企画し、広報物をデザインし、SNSを運営した、当日の受付や司会などを担当した学生スタッフ全員の努力のおかげであると思っています。

学生スタッフの皆さん
(2025年2月26日追記)
早稲田学報(早稲田大学校友会発行)2025年2月号(1269号)では早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)が特集記事として取り上げられており、その中でキャンパスピアノの学生スタッフである柴田海 (Peter Chai) さんが、学生スタッフとしての経験を語っています。
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