Graduate School of Commerce早稲田大学 大学院商学研究科

その他

2006年3月修了
■鍛地 研介さん
■経営専修

voice_03_b_img2006年3月修了
鍛地 研介さん
(経営専修)

なぜ進学したのですか?

進学と就職で迷いつつ、大学生当時も就職活動を行っていた私が結局進学を決意したのは、就職活動をする中で感じた「自分は大学で何を学んできたのだろう」との考えに背中を押されたからです。私自身、大学の学部での勉強はそれなりにしっかりやってきたつもりでしたが、私が学んできた通り一遍の商学(経営学が中心でした)の知識は、就職活動をするさなかにお会いした実務家の方々が常識として持っている知識だと気づき、自らの持つ引き出しの少なさを痛感したのです。当時は商学への理解がだんだんと深まっていたため、それに並行して学問の面白味も感じるようになっていたことから、「もう少し体系的に学びたい」という自分自身のやりたいことしようと決め、商学研究科の門を叩きました。

授業はどうですか?

修士課程では、プレゼンテーションやディスカッションが中心の授業形式が多いため、事前に前提知識を独自に調べたり、準備として資料の下ごしらえをしたりするのにも時間を要しますし、授業では学んだことに対し自分なりの問題意識を明確にし、しっかりと意見を言うことが求められます。これに本気で取り組むとなれば相当ハードですが、このような学習スタイルにより自身が興味を持って取り組んだ専修の科目には格段の理解が得られますし、巷で「問題解決」ですとか「ロジカル・シンキング」といわれるような物事への考え方もかなり鍛えられるはずです。

大学院で何を得ましたか?

修士課程の学生として1年と半年ほど過ごしてきた現在においてこれまでを振り返ると、このようないわば「分析力」が身についたことが最大の収穫であったと感じています。冬から春にかけては就職活動に臨むことを余儀なくされ、十数社の選考を受けましたが、大学生当時に何度か落選を経験していたグループ・ディスカッション形式の選考においては格段の強みを発揮することができ、自身の成長の一部を確認できる場面もありました。

当たり前ですが、大学院での研究にはグループ形式のそれを除いて、直接的な利害関係を持つ存在は自分自身以外ありません。基本的に誰にも発破をかけられることがないため、セルフ・マネジメントが必要になりますが、その一方で自身の探究心を大事にする方には最高の環境が与えられていると思います。私は幸いにも就職先が決まりましたので、修士論文を書き上げ社会に出ることをこれからの大きな目標としておりますが、研究科を巣立った後も、分析への飽くなき探求心を持ち続けてゆこうと思っています。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fcom/gsc/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる