進学の動機について教えてください
私は、大学を卒業後、システム会社に勤務していました。社会人として生活する中、改めて自分の将来を考えた時に、「このままでいいのだろうか」と強い不安を感じていました。個人的に強いスキルもなく、毎日の仕事に追われる日々の中で、「もう一度自分を見つめなおす時間がほしい、勉強しなおす時間がほしい」と思ったことが、進学を決意したきっかけだと思います。現在、早稲田大学にも沢山の社会人大学院がありますが、私が商学研究科を選択した理由は、学部時代からの専攻である「管理会計」ともう一度しっかり向き合いたいと考えたと同時に、一度社会人を経験したことを元に、改めて学問的に学び直したいと考えたからでした。また、商学研究科には、海外からの留学生も多く、いい刺激を受けられるのではないかとも感じました。実際、進学してみて、他の学生の熱心さと、レベルの高さに感心し、大変刺激を受けています。
授業の雰囲気について教えてください
授業に出ていると、学生の熱心さと、レベルの高さを感じます。学部の時と比べて、学生それぞれがとても強い目的意識を持ち受講していることから、「ここから何か吸収しなくては!」という気持ちの強さを感じることができます。授業の内容をとっても、基本的なことは、自ら習得していることが前提となっていますので、授業への準備と、日ごろからアンテナを高く持つ気持ちが必要とされます。時には、授業をきっかけに、違う専攻の学生が集まって、知識を持ち合い、教え合うこともあり、とてもいいシナジーが生まれていると思います。
商研に来てよかったと思うことはありますか?
私自身、勉強し直すというスタンスで入学したこともあり、最初は現役の学生の方と一緒に学ぶことに不安を持っていました。しかし、朝早く大学に来て遅くまで勉強している姿、みんなを笑わせている影で真剣に本を読む姿、そんな周りの学生の熱心さを目の当たりにし、「私もがんばろう」と勇気づけられています。私が所属する修士課程1年は、非常に仲がよく、交流が絶えません。大学院というと、個人で黙々と勉強するということも大切ですが、このように明るい雰囲気で学べていることは、非常に恵まれていると感じています。