「第3回早稲田大学学術研究書出版賞 授賞式」が、2025年9月16日(火)に早稲田大学大隈記念講堂(小講堂)で開催され、対象の研究者7名が表彰されました。
はじめに、渡邉義浩文化推進担当常任理事より、早稲田大学学術研究書出版制度の趣旨の説明とともに、受賞者へ祝辞が述べられました。
各受賞者からは、著書の内容やその執筆過程、現在の研究内容や今後の取り組みについての報告があり、早稲田大学および 編集の労をとった早稲田大学出版部への謝辞が述べられました。
それを受けて、渡邉常任理事より、表彰状と花束が贈呈されました。最後に、松永美穂文化推進部長より、受賞者へ祝辞が述べられました。
- 渡邉義浩文化推進担当常任理事
- 松永美穂文化推進部長
受賞者(敬称略)
<早稲田大学学術研究書出版奨励賞>
田原 加奈子
『古今和歌集の遺響―村上朝前後の歌合表現論』
千葉 美奈
『青少年のリプロダクティブ・ヘルスと性教育―タイの事例に学ぶ』
塚原 義央
『帝政期ローマの法学者―ケルススの分析を中心に』
山本 英子
『グラスランの経済学―18 世紀における主観価値理論の先駆者』
<早稲田大学学術研究書出版賞>
酒井 智宏
『Semantic Externalism and Cognitive Linguistics』
宮本 健市郎・佐藤 隆之
『「よい市民」形成とアメリカの学校
―革新主義期における愛国心の教育と多様性の保障』
早稲田大学学術研究書出版賞とは
早稲田大学では、アカデミック・ステイタスの維持・向上と研究者の出版機会拡大を図るため、出版機能と情報発信強化の一環として、良質の学術研究書を出版することを目指しています。本賞は、2020 年度以降、早稲田大学学術研究書出版制度に応募し、採択された後、出版に至った図書に対して、当該研究者を顕彰し、その業績を広く周知するため、授与されるものです。
早稲田大学学術研究書出版賞
本制度により刊行されたすべての学術叢書が対象
早稲田大学学術研究書出版奨励賞
本制度により刊行されたすべてのエウプラクシス叢書(博士学位取得後5年以内の研究者が単著として出版したもの)が対象