早稲田大学・美濃加茂市 文化交流事業 共催展
墨痕に咲う 美濃の禅画の世界 白隠と仙厓と
人の咲(わら)うを愛す―。美濃国武儀郡(現 岐阜県関市武芸川町)に出自を持つ仙厓義梵(せんがいぎぼん)(1750-1837)は自らの描く絵をこう称し、自由で柔らかな筆致で、見る者の頰が思わず緩んでしまうような作品を多く残しました。
早稲田大学會津八一記念博物館には、室町時代から江戸時代にかけての数多くの「禅画」が所蔵されています。一方、岐阜県美濃加茂市やその周辺地域は、仙厓をはじめとして、山之上村で修行を重ねた白隠慧鶴(はくいんえかく)(1685-1768)、伊深村正眼寺(しょうげんじ)の住持•雪潭紹璞(せったんしょうぼく)(1801-1873)など書画をよくした禅僧とゆかりが深く、各地に墨画•墨蹟が伝わり、その足跡が遺ります。この展覧会ではこれらの禅画を展示し、彼らの生涯と研鑽の過程で形作られた思想を紐解きながら、独創的な絵が生まれたその意図に迫ります。
展示室内を360度カメラで撮影しました、ぜひバーチャルツアーをお楽しみください。
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*各会場によって展示内容の一部が異なります。また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関連し、展示会期・内容等に変更がある場合があります。あらかじめご了承ください。
会期・会場
早稲田大学歴史館 企画展示室
2022年11月18日(金)~12月18日(日)10:00~17:00
休館日:水曜日ほか
- ご来館の際には、早稲田大学歴史館の開館カレンダーにて最新の開館日程をご確認ください。
新型コロナウイルスの感染状況により、休館日程等は変更になる場合があります。 - 当館では新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関連した対応等を実施しています。
ご来館に際してはあらかじめ「来館にあたってのお願い」をご確認ください。
*2023年1月8日(日)からは、美濃加茂市民ミュージアムで開催されます。
場所・アクセス
早稲田大学歴史館
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学 早稲田キャンパス1号館1階
東京メトロ東西線「早稲田」駅 2・3A・3B 出口から徒歩5分
都電荒川線「早稲田」駅から徒歩5分
JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅(早稲田口)から都営バス「早大正門」行 終点下車徒歩1分
料金
無料(予約不要)
主催
早稲田大学歴史館、美濃加茂市民ミュージアム
坪内逍遙大賞
近代の文学、演劇、翻訳、美術、教育など多方面に功績を残した坪内逍遙。逍遙の生まれ故郷である岐阜県美濃加茂市では、1994年「坪内逍遙大賞」を制定し、演劇に関する活動著作のうち逍遙の功績を再認識させるような個人または団体を表彰しています。
また本学では「早稲田大学坪内逍遙大賞」を2007年に創設し、文芸をはじめとする文化芸術活動において貢献をなした個人または団体を顕彰しています。
早稲田大学・美濃加茂市 文化交流事業
2007年、美濃加茂市と早稲田大学は文化交流協定を結び、本学の学生による演劇公演や共同企画展等を開催しています。
早稲田大学歴史館
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