9月10日(土)、岐阜県美濃加茂市にある「みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム」にて第15回 早稲田大学・美濃加茂市文化交流事業「ミュージカルを体験しよう!」(早稲田大学Seiren Musical Project企画)を開催しました。
岐阜県美濃加茂市とは、本学文学部創設に関わり、また演劇・舞台芸術の発展に多大な貢献をした坪内逍遙の生誕地であることから様々な交流事業を実施しています。コロナを経て3年ぶりの開催となった今回は、早稲田大学の実力派ミュージカルサークル「Seiren Musicul Project(セイレン ミュージカル プロジェクト)」が美濃加茂市に赴き、ミュージカルワークショップを開催しました。
坪内逍遙の生誕地を見学
今回初めて美濃加茂市を訪れたセイレンの皆さん。まずは美濃加茂市を知るため、逍遙ゆかりの地などを見学しました。
- 美濃太田駅前の坪内逍遙像
- セイレンの皆さん
逍遙顕彰会の皆さまにご案内いただきながら、逍遙が生まれた太田代官所跡地近くにある「逍遙公園」へ。ここには逍遙の顕彰碑が建っており、碑には逍遙の偉業が職人の手彫りによって刻まれています。
続いて、木曽川近くの虚空蔵堂のムクノキを見に行きました。坪内逍遙が晩年、この木の前でゆかりの人たちと記念撮影した写真が残っています。
- 思いを馳せながら同じ木の前で記念撮影!
その後、中山道太田宿へ。宿場町の面影が残る街並みを散策しました。
- 逍遙の歌碑がある「祐泉寺」
- 脇本陣林家住宅の中も特別に見学させていただきました。
歌やダンス、それぞれの交流を通して
今回のワークショップでは「ミュージカルを体験しよう!」をテーマに、ダンスや歌をセイレンの皆さんとともに練習しミュージカルのワンシーンを作り上げます。最後には成果発表を行いました。
- まずは自己紹介と今日の目標を決めます
- 歌声も披露してくれました
セイレンの皆さんは、2020年からこの交流事業に参加し(2020年はコロナのため中止)、昨年は場所が離れていても演劇を通じた交流ができるようにと、「シャッターチャンス」と題した映像作品を制作し、届けました。どんな状況であっても前向きに、誰かの「頑張るきっかけ」になるようにとの思いが込められています。
今回のワークショップでは、この作品からワンシーンを取り上げ、歌・ダンス・演技に取り組みました。
- 改めて自己紹介をしながらアイスブレイク
- 中学生から大人の方まで一緒に取り組みます
- 歌の練習も、
- 高い声を出すコツも教わります
- どんな気持ちで演じたいか考えます
- 緊張をほぐす練習!?
- いざ、本番!
- 2時間の成果を精一杯披露しました
- 全員で記念撮影
発表後は、セイレン・参加者の皆さんと懇親会を行いました。発表や練習を振り返り、互いの感想を共有したり、また質問コーナーでは、大学生活や勉強方法、歌やダンスを楽しむ秘訣や普段の練習方法など、多くの質問を受け答え、充実した時間となりました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
- 美濃加茂市長も応援に駆けつけてくれました。ありがとうございました。
参加者アンケート
- 短時間でこんなに出来るようになるなんて、凄いです。本当に楽しくて、参加できてよかったです。
- ミュージカルの難しさを体験しました。歌いながら踊ることは難しかったけど、楽しさもあってもっとやってみたいと思いました。
- 歌うのがさいきんコロナでできなかったけど久々にやって楽しいと思った。
- 自分の歌声に自信がなかったので、今日の歌で自信がついたので良かったです。
- 体の動きと、声と、表現とかが、一体化するのにはなつかしいなあと感じましたが、だんだん出来てくると感動でしょうね。人間いくつになっても、まだまだ未知の世界がいっぱいありますね。
- 恥をすてること、開放することが大切なんだと知りました。もっと、開放していきたいです。
参加学生より
まずは、美濃加茂市に訪問するという3年越しの夢を叶えてくださったこと、感謝申し上げます。
早稲田大学と美濃加茂市の大切な交流事業でありながら、ワークショップの内容等多くの部分を私たちにお任せいただけたことについても、本当に貴重な機会を頂戴し嬉しく思っています。
今回のワークショップでは、ミュージカルの魅力を再認識するとともに、夢を持つ方々の輝きを感じることができました。様々な年代の方々に参加していただきましたが、夢を追うことに年齢は関係ないと学ぶことができました。一生懸命楽しむ姿が皆さま本当に素敵でした。
市内観光についてもたくさんの思い出が出来ましたので、また美濃加茂市に訪問し、今回の思い出と坪内逍遙の軌跡を辿りたいです。
- セイレンの皆さん みのかも文化の森にて
ご参加いただきました皆さま、セイレンの皆さん、誠にありがとうございました。