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第22回おもしろ科学実験教室 in 軽井沢2019 を開催しました -体験から学ぶ、科学の楽しさ

早稲田大学では、長野県軽井沢町との地域連携事業の一環として、1998年から「おもしろ科学実験教室」を実施しています。地域の小学生を対象に、実験や工作を自ら体験することを通じて科学・技術に対する興味や関心を高める機会を提供するとともに、本学の魅力を理解してもらうことを目的としています。日頃、理工系学部の大学生に実験指導をしている技術職員によるプログラムで、軽井沢町内3つの小学校から約100名の子どもたちが参加し、毎年大変好評を得ています。

1.おもしろ科学実験教室当日の様子 -体験から学ぶ、科学の楽しさ

第22回目おもしろ科学実験教室は、2019年7月20日(土)に本学軽井沢セミナーハウスで実施しました。実験テーマは「ふしぎなプロペラをつくろう!」と「紫キャベツの七変化!植物色素でpHをはかろう」の2つ。
どの子どもたちも、講師による説明を興味津々に聞き、普段の学校での授業とは異なった、実際に手を動かし・観察して考える体験に、真剣に取り組んでいました。最後に、軽井沢町長と早稲田大学総長の連名による修了証とプレゼントが授与されました。

◆開講式

軽井沢町教育委員会代表と本学代表の挨拶、実験スタッフの紹介と、これから始まる実験教室の諸注意が行われました。学年別に整列した小学生たちは、少し緊張しつつも真剣な面持ちで説明を聞いてくれました。

◆ふしぎなプロペラをつくろう!(対象:小学1~3年)

2本の棒を使った「ふしぎなプロペラ」は、モーターなどはついていないのに、棒をこするだけで回ります。どうして右や左に回るのでしょう?
実験では、普段手にする機会のないヤスリやカンナを使って材料を削り、自分の手で「ふしぎなプロペラ」づくりに挑戦しました。子どもたちは、出来上がった「ふしぎなプロペラ」をどうしたら上手に回せるか実際に試しながら、棒をこすって生じる振動がプロペラに伝わると回転する動きに変換される仕組みを確かめました。
[担当:理工センター教育研究支援課(二系)工作実験室]

◆紫キャベツの七変化!植物色素でpHをはかろう(対象:小学4~6年生)

紫キャベツの葉っぱから、アントシアニン(色素の一種)を溶かしだして、紫色の水を作ります。アントシアニンは、酸性やアルカリ性のものを混ぜると、そのpHによって色が細かく変化します。その性質を利用して、酸やアルカリといった液体の性質(pH)について学ぶことが実験の目標となります。
実験では、白衣にゴーグル姿の子供たちは、紫の水の入った10本の試験管に、お酢や洗剤など身近にある液体をスポイトで入れ、紫の水が緑や青、ピンクに変化するのを驚きとともに観察しました。同時に、実験結果(変化の内容)をきちんと記録するといった実験の基本も学ぶことができました。
[担当:理工センター教育研究支援課(TWIns)]

2.アンケートに回答いただきました皆さま、ありがとうございました。

今回の実験教室当日に行いましたアンケートでは、以下のようなご感想・ご意見(一部抜粋)をいただきました。今後の実験教室をより楽しいものとしていけるよう、是非参考にさせていただきます。

  • 小学1~3年生
    ・釘を打つのが難しかったけれど、作り終わってプロペラを回したら楽しかったです。
    ・プロペラを回すのが難しかったけれど、作るのが楽しかった。
    ・使ったことのない道具を使って作れたのが楽しかった。
    ・先生の説明がとても分かりやすく、上手にできた。
    ・木をこすり合わせてプロペラを回すことなんてできると思いませんでした。本当に不思議なプロペラでした。
    ・色も付けたかった。
    ・楽しかったです。また参加したいです。今度はもっと上手く作りたいです。
  • 小学4~6年生
    ・身の回りのpHがよく分かった。
    ・とてもおもしろかったので、家でも早くやりたいです。他の色素でも実験したいです。
    ・色素の名前を知ることができてよかったです。
    ・こんなものが反応するんだ!!と思った。とても楽しかった。
    ・先生の説明がとてもよくて、分かりやすかった。
    ・アントシアニン水がいろんな色に変わってすごく驚いた。
    ・次回も参加して、いろいろなことを楽しく学びたいです。
  • 保護者
    ・原理は難しいが、体験で理解が深まるようにしている点がおもしろいと思います。
    ・1年生には難しい作業ばかりでしたが、普段の生活ではあまりやらない作業だったので、良い経験になったと思います。
    ・簡単な道具を使って、自分の手を動かしてプロペラを工作できたことがおもしろかった。低学年が自力で作るのに適度の内容であったと思います。
    ・自分が作ったものを通じて、どうしてプロペラが回るのかを考える機会が持てるのはとても貴重だと思います。
    ・子供自身が全て自分でできる内容だったのがよかった。普段使用しない木工道具を使用できたことが、とてもうれしそうでした。
    ・予想したり、結果と違ったりと、子供たちが楽しそうでした。
    ・動画やスライドで視覚的に説明があり、テーブルごとに1名スタッフが付いて丁寧に教えてもらえたことがよかったです。

 

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