- 早稲田大学在学の頃の小川未明(写真提供:上越市小川未明文学館)
- 『赤い蝋燭と人形」(天佑社、1921年5月)
新潟県上越市で生まれた小川未明は、早稲田の学び舎で坪内逍遙などの薫陶を受けます。その早稲田大学からは、坪田譲治、浜田広介、今西祐行、大石真、寺村輝夫、後藤竜二、荻原規子・・と枚挙にいとまがないほどの児童文学作家が輩出されています。集まり散じて人は違えど、仰ぐは同じき理想の文学。その早稲田に脈々と伝わる児童文学の系譜と、25周年を迎え、海外にも数多く翻訳出版されている小川未明文学賞の輝かしい軌跡を紹介します。
※10月10日、小野講堂にてディスカッション・朗読&フラメンコも開催。
【小川未明プロフィール】
小川未明(おがわ・みめい)1882-1961
小川未明は、早稲田大学在学中から小説を書きはじめました。卒業後、雑誌『少年文庫』の編集にたずさわり、童話も書くようになります。1907年に第一小説集『愁人』を、1910年に第一童話集『赤い船』を刊行します。未明は、新浪漫主義の小説家でありながら、社会主義思想にも近づいていきます。1926年に感想「今後を童話作家に」を発表後は、小説の筆を折って、童話に専念し、生涯に1200編ほどの童話を創作しました。
日時 | 10月10日(月・祝)~17日(月)10:00~18:00
※ただし10月16日(日)は閉室 |
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場所 | ワセダギャラリー |
主催 | 文化企画課、新潟県上越市、小川未明文学賞委員会
協力:㈱学研プラス 後援:日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会 |
参加方法 | 無料・予約不要 |
問い合わせ先 | 文化企画課
03-5272-4783
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