中国の辛亥革命は1911年に始まりましたが、それ以前から日本には多くの中国人が亡命、留学しました。宮崎滔天(1870~1922年)が彼らと親しく交流し、多大の援助を与えて革命を支えたことは広く知られるところです。
早稲田大学(当時東京専門学校)の中国人留学生の第一期生は1899年にさかのぼり、1905年には「清国留学生部」が設立されました。留学生のなかには、宮崎家に出入りして交流を広める人も少なくありませんでした。滔天自身が本学に在籍したことがあり、また、彼の孫にあたる蕗苳氏の夫智雄氏(現当主黄石氏の父)が理工学部の教授を勤めるなど、宮崎家と本学とは浅からぬ縁があり、これまでも交流を深めてきました。
このたび清国留学生部創立110年を記念し、宮崎家と本学が所蔵する資料をもとに企画展を開催いたします。孫文はじめ錚々たる名が登場する宮崎家所蔵資料、当時の留学生たちの生活ぶりをうかがうことができる本学所蔵資料など、貴重な資料が多数出品されます。どうぞご期待ください。
展覧会概要
会期 | 2016年1月19日(火)〜2月26日(金) |
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会場 | 26号館大隈記念タワー 125記念室 |
開室時間 | 10時~18時 |
閉室日 | 日曜・祝日 |
主催/協力 | 主催/早稲田大学 協力/宮崎蕗苳、宮崎黄石、久保田文次、中国宋慶齢基金会(敬称略) |
お問い合わせ | 早稲田大学文化推進部文化企画課 TEL: 03-5272-4783(月~金 9:00~17:00) FAX: 03-5272-4784 |
交通案内 | JR山手線・西武新宿線「高田馬場駅」より徒歩20分 「高田馬場駅」より学バス(早大正門前行)利用10分 「早稲田大学」ウェブサイト内「交通アクセス」 東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩5分 |
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