出版社勤務からフリーランスのライター、編集者として活躍した後、2004年に『新選組 幕末の青嵐』で小説家としてデビュー、幕末から昭和の江戸・東京を舞台とした連作『茗荷谷の猫』を経て、2009年に第2回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞後、2011年に『漂砂のうたう』で第144回直木賞を受賞、2014年には『櫛挽道守』(くしひきちもり)で第9回中央公論文芸賞、第27回柴田錬三郎賞、第8回親鸞賞を受賞するなど、綿密な歴史考証と人間への深い洞察に基づくドラマ性とで注目を集める気鋭の作家・木内昇さんをお招きし、『櫛挽道守』の担当編集者・伊礼春奈さんとともに座談会を行いました。
コーディネーターの市川真人文学学術院准教授とのやり取りの一部をご紹介します。
「将来は野球選手になりたかった」「学生時代はお盆とお正月以外はソフトボールしかしていなかった」「今も息抜きはソフトボール」と意外?な体育会系の一面も見せてくださった木内さん。木内さんから次々と投げ込まれた飾らない豪速球(お話)に、来場者皆が惹きつけられ、随所で笑いが起こるなど、充実の座談会となりました。
座談会後には、書籍ご購入者・ご持参者を対象にサイン会も実施。お疲れの様子も見せず、笑顔でご対応頂きました。
木内さん、伊礼さん、集英社の皆さん、誠にありがとうございました。
早稲田大学では今後もさまざまイベントを開催いたします。
詳しくは早稲田文化ホームページに随時掲載してまいりますので、是非、ご覧ください。