鴨川市と早稲田大学では、1997年にJR太海駅西側に位置する造成地「太海望洋の丘」に関する基本合意を締結し、2003年7月にセミナーハウスがオープンしました。
そのような背景のなか、大学の持つ知的財産を、鴨川市をはじめとした周辺地域の皆さまに還元することを目的に数々の交流事業を行っています。1998年から実施している「おもしろ科学実験教室」もその1つで、今年も鴨川市文化体育館で行われました。
普段は理工系学生の実験サポートをしている技術系教職員25名が、午前・午後それぞれに4つのプログラムを用意し、抽選で選ばれた約200名の子どもたちに実験を指導しました。
体育館内には「おもしろ科学実験教室」の他にも地元高校の化学部、理科教育研究会、市職員の方などによる楽しい実験ブースも用意され、体育館中が子どもたちの元気な声で溢れる1日となりました。
「おもしろ科学実験教室」開始当初から応援してくれている、房日新聞さんが今回も取材に来てくれました。
当日の様子は、是非、こちらをご覧ください。
ご父兄から頂いたご意見
- 親子で参加できたので楽しかったです。
自宅で姉と一緒に再度実験してみたいと思いました。
ありがとうございました。 - (「自分のDNAを見たり触ったりしよう!」に参加)自身の体を作りあげている組織がものすごく細かいことに改めて感動できました。
- 親子ともども楽しめました。
へぇ~と思うことも多く、スタッフの方々も親切で良かったです。
また次回も参加したいです。
小学校4~6年「不思議なプロペラを作ろう!」チーム 西 佑起さん
コメント:
2本の木の棒をこすり合わせるだけで先端に取り付けたプロペラが回る「不思議なプロペラ」を作成しました。やすりやカンナを使った木工工作をするのです が、最初はおぼつかなかった道具の使い方もどんどん上達し、楽しそうに自分なりの作品を作り上げる姿に子どもたちの成長の早さを改めて実感しました。
子どもたちにとっても、自分で作り、なぜ動くのかを考える経験は、好奇心を育む良い機会になったのではないかと思います。
小学校4~6年「きらきらひかる葉脈標本(ようみゃくひょうほん)づくり」チーム 三浦 克吉さん
コメント:
「すべての植物には葉に栄養源を運ぶための葉脈があること」や「身近にたくさん存在する金属メッキの原理」を学んでもらいました。時には歓声が起きること もあり、実験を楽しんでいる様子が伺えました。細かい作業が多く、中には失敗してしまう子供達もいましたが、失敗が悔しくて成功するまで実験をやり直す姿 勢には感心しました。「理科離れ」が問題視されている昨今ですが、この科学実験教室が科学に興味を持つ第一歩になっていれば嬉しく思います。
早稲田大学では、今後もさまざまな地域交流イベントを開催いたします。
詳しくは早稲田文化ホームページに随時掲載してまいりますので、是非、ご覧ください。