劇団森 『百閒』(ひゃっけん)
原作:内田百閒『冥途』ほか
脚本・吉田恭大 演出・荻原永璃 出演:劇団森
作品解説
うちだ・ひゃっけん【内田百閒】
小説家・随筆家。名は栄造。百鬼園と号。岡山県生れ。東大卒。
夏目漱石の門に出入、夢幻的な心象を描き、また人生の諧謔と悲愁を綴る。
作「冥途」「百鬼園随筆」「阿房列車」など。(1889-1971)
広辞苑第六版より
森から『おそろしいモノ』がやってくる
見慣れた風景がいつのまにか見知らぬモノになっている。
いつもそばにいる人がいつのまにか得体の知れぬ異形になっている。
近づきたくないモノが背後に迫り、懐かしく慕わしいモノが遠くへ変質していく。
時間と存在、物理と精神、色々な距離が上手く取れなくなる。
そのとき確かにある、しかし漠然としたかたちのない恐怖。
そういったものを表現したいと思っているのです。
演出・荻原永璃
『百閒』の読み方
気がつくと話が始まっています。割と良く土手に行きます。
気がつくと誰か居ます。誰なのかはよくわかりません。
色々なことを思い出します。悲しくなります。
なにも確かめられないまま、主体は途方にくれます。
気がつくと話が終わっています。私たちも途方にくれます。
脚本・吉田恭大
開催概要
日時 | 2010年9月11日(土)18時30分(開場18時) 2010年9月12日(日)16時 ※11日(土)終演後アフタートーク有 |
会場 | みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム(岐阜県美濃加茂市) 芝生広場 ※雨天時エントランスホール 〒505-0004 美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1 (JR美濃太田駅北口から徒歩約17分、あい愛バス約8分) |
参加方法ほか | 入場無料・予約不要・全席自由 |
共催 | 早稲田大学文化推進部文化企画課 みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム |
お問い合わせ | みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム Eメール:[email protected] TEL:0574-28-1110(火〜日 9時〜17時)※月曜、第4火曜日休館 |
チラシはこちら
【早稲田大学OBのプロの演出家によるワークショップ開催!】
日時 2008年9月25日(木)18:00~21:00
場所 みのかも文化の森 エントランスホール
講師 神里雄大氏(岡崎藝術座 主宰)
定員 15名(申込多数の場合は抽選)
参加費 無料
参加申し込み・問い合わせ みのかも文化の森
・講師プロフィール:
神里 雄大(かみさと ゆうだい)
演出家・作家/岡崎藝術座主宰。主な作品に『しっぽをつかまれた欲望』(利賀演出家コンクール2006最優秀演出家賞受賞)など