「弱いい派」と考える〈弱さ〉の意味
私たちは現在どこにいるのでしょうか? どこから来て、どこへ行こうとしているのでしょうか? 様々な言葉が飛び交い、何が真実で何が虚偽なのかわからなくなっている現代、私たちは誰もが自分自身を見失っているのではないでしょうか。
2019 年度春の自主ゼミは、演劇ジャーナリストの徳永京子さんが「弱いい派」と名付けた演劇に焦点を当て、毎回「弱いい派」からゲストをお招きし、桃山商事の清田代表と雑談しながら、現代における「弱さ」の意味を考えます。新たな人間関係を構築するための視座を探ることで、見当識を取り戻せればと願っています。
4 月のゲストは、「贅沢貧乏」の主宰、山田由梨さんです。ポップな作風ながら、贅沢貧乏の作品には常に社会から切り捨てられてしまう弱き者への優しい眼差しがあります。今年 2 月の『わかろうとはおもっているけど』はジェンダーをめぐる男女のすれ違いを生々しく描き出した傑作でした。最近では中国での活動なども注目されている山田さんに「弱さ」のあれこれを伺ってみます。
第1回
日時
4/23(火) 19:00-21:00くらい
ゲスト
山田由梨(贅沢貧乏主宰・劇作家・演出家・俳優)
会場
早稲田大学戸山キャンパス 33-232教室
予約
どなたでも/聴講自由/途中参加あり
第1回目のための予習
4/16(火) 19:00- 早稲田大学戸山キャンパス33-232教室
贅沢貧乏の作品『ハワイユー』(2016)の映像を見ます。
主催
文芸ジャーナリズム論系・水谷ゼミ