概要
私たちが注目するのは、音声/聴取(身体)と環境の関係です。
私たちはまず、音声生成と聴取のプロセスを「
しかし、音声は発した個人に必ずしも還元できないものです。
私たちは音声表現を、身体(知覚)と環境の作用関係に注目し、
私たちはまず「聴くこと」からはじめなければなりません。
WSについて
私たちは音声に何を聴いているのか。そして環境とどう関係しているのか。まずは自身の身体で起きていることを観察しながら知覚の解像度をあげていき、環境の観察へ向かいます。そして、環境音を音声で模倣するアプローチ、あるいは特定の身体部位や体勢を意識しながらテキストの発話を行うなど、幾つかの方法を行う予定です。そこで何が現象してくるのか。参加者の皆さんと共に、声と体、全身を使って考えたいと思います。
日時
2027/7/26(土) 13:00~19:00
劇場
料金
カンパ制
用意するもの
動きやすい服装、筆記用具
参加定員
10名程度(参加とは別に見学も可)
対象
演劇やダンスを含めたパフォーミングアーツに興味のある方やその実践者
予約
こちらから
humunusプロフィール
2018年、俳優の小山薫子、キヨスヨネスクによる演劇ユニットとして結成。俳優同士による新たな創作法を探求。東日本大震災やコロナ禍の経験から、地理学的アプローチを通して人間と非人間の活動の重なりの布置にドラマを見出し、それらを音声を中心とした身体表現によって作品化している。2020年より福島県双葉郡富岡町に拠点「POTALA-亜窟」を開設。現在まで福島と東京を行き来しフィールドワークと制作を行っている。
主な作品に、『Practices 3つの景色から』/『崖に向かう態勢』(ラボ企画『HUM&HAW』2024)、ツアーパフォーマンス『うつほの襞』シリーズ(2021-2023)、上演+展示企画『〈砌と船〉-うつつ、揺蕩い』(2022)、映像作品『荒川平井住宅』(2021)、現在進行中のプロジェクトに映画『海壁-Seawall』(2020〜2025)など。他、humunusでの参加作品に、木村玲奈『糸口 こけら落としパフォーマンス』(2021/作品名『防潮堤』、映像参加)、萩原雄太『ベンチのためのPLAYlist 2023』吉祥寺シアター(テキスト提供『タービダイトの崖を寄せて)、Transfield Studio『Lines and Around Lines Case in さいたま 』(2023~2024/オーディオガイド出演)、中島晴矢『ゆーとぴあ』(2024/映像作品出演)。寄稿文に『揺曳する風景と身体 ─ 福島〈うつほの襞〉を歩く』セゾン文化財団viewpoint No.99(2022)
小山薫子 (おやま かおるこ)/ humunus
1995年、東京出身。俳優。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。劇団ままごと所属。都立総合芸術高校特別専門講師。ままごとの作品の他、円盤に乗る派、H-TOA 、康本雅子振付作品、オル太、荒悠平たち、などの上演作品に加え、清原唯監督の映画などに出演。ほか、柴幸男の演出助手として台湾芸術大学での滞在制作や、みぬま福祉会、大宮太陽の家での演劇ワークショップなど、地域の人々と演劇をつくることに関わる。虎鶫企画「ひとりだち」でソロでの作品も発表。
キヨスヨネスク / humunus
1992年、東京出身。俳優。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府建築都市文化専攻Y-GSC修了。円盤に乗る派、KUNIO、ホモフィクタス、抗原劇場の他、演出家の萩原雄太、振付家の木村玲奈、舞踏家の中嶋夏、現代美術家の岡田裕子や大岩雄典などの作品やプロジェクトに参加。個人作品に『うたう天子の胚と文』(2019)、『森林-怪獣-流体』(2019)、作・演出作品に『奥の森の方』(2017)、『わっぱら@ジーバの庭』(2016)、『東京モニュメント〜Dust Site Babies』(2015)など。アートスクールPARAで音声-身体表現のクラス講師、他ワークショップなど数多く行っている。