実施概要
「いい演技」ときいたら、どんな演技が思い浮かぶか。
ある界隈での「いい演技」が、他の界隈では「ダメな演技」だったりするからややこしい。
そもそも「いい演技」とは、俳優にすでに付随しているものではなく、
ひとつひとつの創作において、作品とともに「生まれる」ものでは?
それでは、どんな創作の現場においても、自身の「いい演技」が生み出されるために必要なスキルは?
私が「いい演技」を生み出すために、現場でなりたい自分は「相談上手」と「提案上手」です。
2日間さまざまな「会議」やエクササイズを通して、
卒業後もいろんな現場で活用できる「相談力」と「提案力」を活性化してみましょう。
日時
3月25日(土)、26日(日)
両日とも13:00-17:30(多少、伸びる可能性があります)
※原則、通し受講、見学は1日から受付可。
1日目:
第1回会議:卒業後も芸術に携わって生きると仮定してみて生じる8つの問い
第1回研究発表:戯曲から「提案」をつくる
2日目:
第2回会議:リフレクティングの手法を用いて「相談」を演劇してみる
第2回研究発表:「提案」から作品をつくる
最終会議:「理想の会議」を演じてみる
会場
早稲田大学学生会館 演劇公演練習室 B202
対象
役者志望の早大生、早大公認サークル所属学生、早大公認サークルに入会を予定している新入生(他大不問。二年生以上も含む)
定員
10名程度(先着順)
予約
https://www.quartet-online.net/ticket/cxorf4o
*原則、参加は両日通し受講です。ご参加の方は、予約フォームの「3月25日0:00 25, 26日両日参加」を選んでご予約をお願いいたします。見学は1日から受付いたします。
*ご不明点等ございましたら→[email protected] (担当:宮崎)まで
講師プロフィール
竹中香子(たけなかきょうこ)
2011年に渡仏し、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、フランス俳優国家資格を取得。パリを拠点に、フランス国公立劇場を中心に多数の舞台に出演。2017年より、日本での活動も再開。さまざまな大学でフランスの演劇教育や俳優のハラスメント問題に関するレクチャーを行う。2021年、3ヶ月間の研修と3箇所の教育機関での演劇教育実習を経て、「創作を支える『コミュニケーション力』を育てる」俳優教育論を書き、フランス演劇教育者国家資格を取得。主な最近の出演作に、市原佐都子作・演出『蝶々夫人』『Madame Chrysanthemum』、太田信吾作・演出『最後の芸者たち』。太田信吾との共同企画、映画『現代版 城崎にて』では脚本を担当。2022年度KIACレジデンスアーティストとしてフランソワ・グザビエ=ルイエとソロパフォーマンス作品を共同執筆中。近年は、演劇の創作現場における日仏通訳を多数受け持つ。https://mill-co-run.com