Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
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11/7「劇作家・演出家、瀬戸山美咲さんと話してみる 〜手塚治虫『火の鳥 異形編』の話〜」

詳細

「観劇体験を共有し、創作の現場を考える」ことを目的として、『火の鳥 異形編』をもとに瀬戸山美咲さんの創作過程に迫るトークイベントを実施します。

本企画は、どらま館制作部企画として今年の夏に実施された「SCOTサマーシーズン2025観劇ツアー」がきっかけとなり開催されます。
利賀村という東京から離れた土地で、演劇上演を中心に、その土地ならではの自然や文化、地域の方々との関わりなど、そこにしかない体験を通じて、参加メンバーの間では多くの刺激的な対話が生まれました。

その観劇ツアーのプログラムの一つとして上演されたのが、瀬戸山美咲さん演出による『火の鳥 異形編』です。
『火の鳥』という漫画作品を、現代の視点からどのように再構成し、舞台上で立ち上げたのか。利賀村という特別な環境の中で、作り手はどんなことを考え、どんな思いで臨んだのか。
今回のアフタートークイベントでは、早稲田大学出身で、劇作家・演出家の瀬戸山美咲さんをお招きし、上演を振り返りながら、観劇した大学生たちとの意見交換を行います。

前半では、インタビューを通して、瀬戸山さんの創作プロセスや『火の鳥』を演出するにあたっての視点、そして利賀村という場所が作品づくりに与えた影響についてお話を伺います。
後半では、利賀村ツアーに参加した学生たちが観劇を通して感じたこと、疑問に思ったこと、そして作品から受け取ったメッセージについて自由に意見交換を行います。演劇経験の有無を問わず、多様な視点から語り合う場を目指します。一部では、参加者の皆様から事前にいただいた質問や意見を取り上げる予定です。

瀬戸山さんの創作に迫ると同時に、観客である私たち自身が「演劇とは何か」「場所が作品に与えるものは何か」を一緒に考える時間となることを目指しています。
『火の鳥』が描く“生の循環”のように、創る人と観る人のあいだに新たな対話が生まれる——そんなひとときを共有できれば幸いです。

日時

11/07(金)19:00~21:00

場所

早稲田大学構内(ご予約いただいた方に追ってご連絡します)

参加申込について

参加費は無料(フリーカンパ制)となっております。
こちらからフォームを記入してお申し込みください。

   ⬆︎SCOTサマー・シーズン2025『火の鳥 異形編』 公演の様子

演出家プロフィール

瀬戸山美咲

劇作家・演出家・ミナモザ主宰。2000年、早稲田大学政治経済学部卒業。2016年『彼らの敵』(作・演出)で第23回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。2020年『THE NETHER』(上演台本・演出)ほかの成果で第70回芸術選奨文部科学大臣賞新人賞を受賞したほか、現代能楽集『幸福論』〜能「道成寺」「隅田川」より(長田育恵と共作・演出)で第28回読売演劇大賞選考委員特別賞および優秀演出家賞、『スラムドッグ$ミリオネア』『ザ・ビューティフル・ゲーム』で第48回菊田一夫演劇賞を受賞。近作に『火の鳥 異形編』(台本・演出)、ミュージカル『ある男』(脚本・演出)、『PERFECCT』(作・演出)、ミュージカル『ボニー&クライド』(上演台本・演出)、『う蝕』(演出)、『楢山節考』(上演台本・演出)など。高校生や地域の人たちとの集団創作や、『リバーズ・エッジ』『アズミ・ハルコは行方不明』など映画脚本も手がける。2022年3月より日本劇作家協会会長。

参考

利賀村ツアーについてはこちら

昨年の『演出家さんと話してみる』企画についてはこちら

お問い合わせ

[email protected]

協力:SCOT

Dates
  • 1107

    FRI
    2025

Tags
Posted

Sun, 05 Oct 2025

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