Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
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【劇場企画】手探りの準備(2023)

画像(仮置き)

企画概要

劇場企画『手探りの準備』は、劇場で公演を実施する手前の、創作の手を動かしはじめるきっかけの部分を支援するプログラムです。ただこの〈支援〉は「劇場から参加者にアドバイスをする」ということでは決してなく、「お互いの手探りに立ち会う(その練習をする)」場をつくることを想定しています。

プログラムは大きく二つに分かれています。
参加メンバーがそれぞれ手を動かしてみる〈企画〉と、メンバーで集まってその進捗報告や次なる作戦の意見交換をする〈準備室〉です。各メンバーの〈企画〉は基本的には公開で実施する予定です。情報は随時HPやSNSなどで告知していきます。〈準備室〉は月一回ミーティングしています。メンバー以外の参加は基本的にできませんが、テキストによる記録や振り返りイベントなどで内容を公開できればと思います。

***

創作の仕方はもちろん人それぞれです。人どころか、犬それぞれ猫それぞれでしょうし、ウニそれぞれ石それぞれでしょう。ただ、人に限ったとしてもその創作全体を眺めると、独り机に向って唸ったり、突然閃いて一気に完成するだけが創作活動ではありません。とりわけ演劇は、複数が関わる以上その相互のやり取りの中で生じ、活用されるコトモノがたくさんあるはずです。

単に「助け合いましょう」という奉仕にも「集まればよい」という短絡にも陥ることなく、どのように自/他のトライアル(の痕跡)をお互いに辿るか、そこからどのように次の一手/一歩──かならずしも前進が正解とは限らない──をそれぞれ動かすか。参加メンバーの勝手な手探り〈企画〉に参加しそれを振り返る中で、ちょっとだけこの問いについても思い馳せていただけると幸いです。

企画 浜田誠太郎(どらま館制作部)

参加メンバー(五十音順)

内田倭史(うちだ まさふみ)

1996年生。大分県出身。俳優・脚本・演出。王子小劇場職員。2016年に劇団スポーツを旗揚げ。“わかっちゃいるけどやめられない“をモットーに創作を行う。俳優としての主な出演作は『福島三部作・第一部 1961年:夜に昇る太陽』や映画『ビューティフルドリーマー』など。最近は「葛藤クラブ」という、葛藤で遊ぶ集まりを開いている。

荻原永璃(おぎはら えいり)

1989年生まれ千葉県出身、琉系二世。演出、劇作。アムリタ主宰。 より良く生きるための演劇を標榜し、2012年よりアムリタを旗揚げ。2014年、利賀演劇人コンクール奨励賞受賞。近作に、松井文の楽曲からつくる「他人によせて(東京・荒川河川敷)」、奈良・町家の演劇祭はならぁと参加「ひかりのわかれる、(奈良・喜楽座)」、「虚構の恋愛論2018(東京・BUoY)」。

 

浜田誠太郎(はまだ せいたろう)

1996年生。俳優、演劇研究。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース博士課程。研究の関心は20世紀ロシアの演劇論の思想史的背景とその実践の記述。どらま館制作部にて読書会やWS「好きなのをつくる」などを企画・運営。粉もんに目がないことを最近自覚したので、生活習慣病に気をつけたい。

マツモトタクロウ

1998年岡山県生まれ。脚本家・演出家。制作部としてCM・MV・映画等数々の映像作品に携わる傍ら、2022年にデザイナーの渋木耀太、制作の重村真輝とともに、自分たちの創作プラットフォームとして「劇団ヅッカ」を旗揚げ。以降、企画・劇作・演出を手がける。代表作に、#0「演劇:恐怖について」(イズモギャラリー/2022年9月)、#1「祭典:RAKUDA」(早稲田小劇場どらま館/2023年3月)。

 

 

宮崎晋太朗(みやざき しんたろう)

1984年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学入学から演劇をはじめる。卒業後も主に俳優として出演を重ねて、2018年から2023年まで、早稲田小劇場どらま館劇場制作。2019年以降は劇場プログラムの企画制作、学生スタッフのマネジメントを中心に担当した。

谷田部美咲(やたべ みさき)

谷田部美咲プロフィール写真東京都出身。早稲田大学文化構想学部出身。在学中、俳優活動を始める。 卒業後、大阪府の高等学校で演劇の専任教諭を務める。演劇・ダンスを使用し、 身体を基盤とした表現教育を実施。また、多数のアーティストを招聘し公演を行う。 2020 年 3 月退職し、俳優としての活動を再開。役を演じつつその人がその人らしくいられる(と見える)瞬間を生み出すことをテーマに、演劇的手法を用いた場づくりに取り組んでいる。

 

 

上牧晏奈(うえまき あんな)

1996年生まれ、北海道育ち。早稲田大学文学部卒。演劇ユニットもちもちの脚本・演出担当。療育の保育士。短歌もつくる。両親から海外でも活躍できるように「anna」という名前をもらったけれど、家にいるのが大好き。切実に、それでもゆかいに、創作をつづけていきたいと思っています。

野花紅葉(のはな もみじ)

1997年10月20日生まれ。東京都出身。劇作家・演出家・俳優。個人演劇ユニット「モミジノハナ」主宰。恋や愛についての「会話にならない会話劇」を上演するユニットで、「普段身を潜めている美しくないものを否定しない」ことをテーマに創作を行っている。自団体でのすべての公演で劇作・演出・出演を行うほか、他劇団への出演や、エッセイや映像脚本の執筆・提供など、活動は多岐に渡る。

 

 

吉田恭大(よしだ やすひろ)

1989年鳥取生まれ。歌人・舞台制作者。早稲田大学文学部演劇映像コースを卒業後、北千住BUoY、吉祥寺シアター他、いくつかの劇場で企画運営に携わる。2023年10月より早稲田小劇場どらま館劇場制作。歌集に『光と私語』(いぬのせなか座)。

 

参加者企画一覧

 

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