劇場企画『手探りの準備』について
劇場企画『手探りの準備』は、劇場で公演を実施する手前の、創作の手を動かしはじめるきっかけの部分を支援するプログラムです。ただそれは「劇場から参加者にアドバイスをする」ということでは決してなく「お互いの手探りに立ち会う(その練習をする)」場を想定しています。
プログラムは大きく二つに分かれています。
参加メンバーがそれぞれ手を動かしてみる〈企画〉と、メンバーで集まってその進捗報告や次なる作戦の意見交換をする〈準備室〉です。各メンバーの〈企画〉は基本的には公開で実施する予定です。情報は随時HPやSNSなどで告知していきます。〈準備室〉は月一回ミーティングしています。メンバー以外の参加は基本的にできませんが、テキストによる記録や振り返りイベントなどで内容を公開できればと思います。
ソソエルテお試し企画③「語るわたし、聴くわたし」
企画について
俳優同士がゆるやかに連帯しながら継続的な演劇活動を模索する場として「ソソエルテ」というコミュニティを立ち上げました。
詳細はこちらをご覧ください。
企画概要
【企画に当たって】
お試し企画第1回目では、ワールドカフェという形式を用いて「演劇を続けていていくために必要なことは?」といったお題に沿って話し合いを行いました。参加者の皆さんの積極的な姿勢のおかげもあり演劇に関するさまざまなテーマで俳優同士がコミュニケーションを取るという当初の目的は達成できました。
しかし、終了後にいただいたフィードバックでは、「もっとざっくばらんに、それぞれの現状を聞いてみたい!」「みんなが演劇にどうやって関わっているか話を聞きたい!」といった、より踏み込んだ意見交流の場を求める声が多く寄せられました。
なぜ参加者の方々の話を深掘りできなかったのか。それは、私が企画の主催者として、参加者の皆さんに個人的な話を開示していただくことに強いためらいと、恐れがあったからです。その抵抗感が、参加者の個別の事情を聞く機会を遠ざけていました。
今回は、その恐れやためらいを自覚しながらも俳優同士のより踏み込んだ意見交流の場を作ることを第3回の企画に選びました。みんなで安心安全に言葉を交わす場を作る方法を模索しながらお互いの話したいこと、聞きたいこと、知りたいことが提供しあえる場所になればいいなと思っています。
ご参加、お待ちしております!
【内容について】
「語るわたし、聴くわたし」をキーワードにお互いの話したいこと、聞きたいこと、知りたいことを提供しあえる意見交流の場を目指します。
・お互いに身体をストレッチ
・簡単なシアターゲームで自己紹介
・ワールドカフェで意見交流
などなど…
さまざまな手法で楽しく交流しましょう。
日時
2024年1月14日(日)13:00〜17:30
会場
大隈ガーデンホール 東京都新宿区早稲田鶴巻町538−13
対象
- 俳優として活動している、または活動したい人。
定員
15人前後
参加条件
- 予約フォームから「ソソエルテ ハラスメント防止ガイドライン」を確認してください。ガイドラインへの同意を参加の条件としております。
- 参加後のアンケート入力をお願いします。(回答所要時間2分程度)
参加費
無料(要予約)
予約方法
ご予約はこちら
企画者プロフィール
谷田部美咲(やたべ みさき)
早稲田大学文化構想学部出身。在学中、俳優活動を始める。 卒業後、大阪府の高等学校で演劇の専任教諭を務める。演劇・ダンスを使用し、 身体を基盤とした表現教育を実施。また、多数のアーティストを招聘し公演を行う。 2020 年 3 月退職し、俳優としての活動を再開。役を演じつつその人がその人らしくいられる(と見える)瞬間を生み出すことをテーマに、演劇的手法を用いた場づくりに取り組んでいる。