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【柳井イニシアティブ】Open Talk「成瀬巳喜男と〈靴〉の表象:ブルーバード映画『毒流』を手がかりに」(12月19日開催)

Open Talk 成瀬巳喜男と〈靴〉の表象:ブルーバード映画『毒流』を手がかりに

早稲田大学国際文学館を訪れる方々に、文学を読む面白さや文学研究の魅力を感じていただくための講演会を開催しております。今回は早稲田大学文学部演劇映像コース講師の入倉氏をお迎えし、成瀬巳喜男の初期の監督作品に注目してご講演いただきます。
2025年は映画監督、成瀬巳喜男の生誕120年にあたります。黒澤、小津、溝口に続く日本映画界を代表する巨匠として、また女性映画の優れた作り手として世界的にも評価されている成瀬は、1920年に15歳の若さで松竹蒲田撮影所に入り、小道具係、長い助監督時代を経て、1930年に念願の映画監督デビューを果たします。この時期の成瀬の作品を観ていると、登場人物たちの貧困を象徴するイメージとして、しばしば「靴」が使用されていることに気がつきます。

今回のオープントークでは、この靴と貧困イメージはどこからやってきたのか。その手掛かりを1910年代後半から1920年代前半にかけて日本で人気を博した、「ブルーバード映画」と呼ばれる映画群との関わりから考えてみたいと思います。

詳細

  • 開催日時:12月19日(金)14:00~15:00
  • 会場:早稲田大学国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)2階ラボ
  • 言語:日本語
  • 参加:どなたでも無料で参加できます。
  • 主催:柳井イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト
  • 共催:国際文学館

チラシ

講演者

入倉友紀(Yuki IRIKURA)

早稲田大学文学部演劇映像コース講師(任期付)、都留文科大学非常勤講師。早稲田大学で文学の修士号、博士号を取得。博士課程在籍中に、柳井イニシアティブ・リサーチフェローとしてUCLAにて滞在研究を行う。専門は、無声映画史、女性映画。
主な論文に「ブルーバード・フォトプレイズ再考――比較映画史研究と女性へのまなざし――」(博士学位論文、2024年2月)、「最高でも最悪でもない私たち──アメリカ女性映画史とA24」(『ユリイカ』2023年6月号)、「松竹蒲田撮影所における女性の映画製作への参画――女優兼脚本家、松井千枝子の活動を通して」(『映像学』2022年8月)などがある。

ファシリテーター

柳井イニシアティブコミッティメンバー:金子 聖奈

イベントに関する問い合わせ

  • 柳井イニシアティブ事務局email: yanai.initiative★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)
Dates
  • 1219

    FRI
    2025

Place

早稲田大学国際文学館2階ラボ

Tags
Posted

Mon, 24 Nov 2025

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