Waseda University Honjo Senior High School早稲田大学 本庄高等学院

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22th Intelligent Ironman Creativity Contestレポート

7月27日(日)〜8月3日(日)の日程で、台湾屏東市国立屏東大学で開催された表記大会(以下、IICCと略)に参加しました。この大会は、高校生の創造力開発プログラムとして台湾教育部(日本の文科省に相当)が主催し、国立台湾大学が中心となり台湾の多くの大学の協力の元で運営されているイベントです。かつては台湾国内だけのイベントでしたが、2005年より国際大会となりました。本庄学院は初回以来、毎年招待参加をしています(コロナ禍の2020年〜2022年を除く。2024年は参加者不足のため欠場。)。台湾の高校生にとっては、日本の甲子園大会のようなもので、6名1チームで各地区から2回の予選を勝ち抜いた24チームが決勝大会に残ります。そこにインターナショナル9チームを交えて決勝を行います。3日間をかけて最終課題の表現に取り組みます。表現するための資材を購入する資金を、用意されたタスクを解決して獲得します。ルールが大変複雑で、ローン制度があったり、ポイントカードがあったりします。

今年度は台湾最南部屏東市にある国立屏東大学を会場として開催されました。

屏東駅前にある旧大和ホテルの建物、1939年完成。https://note.com/honno_hitotoki/n/n227549602aaeに詳しいです。

1936年に作られたタバコ工場をリノベした博物館

本庄学院の姉妹校である台中一中からも2チーム参加していました。国際チームはデフェンディングチャンピオン(昨年・一昨年優勝)のチリから2チーム、香港、マレーシア、ドイツ、タイ、インドネシア、ベトナム、そして日本から本庄学院の9チームです。

以下に大会の様子を報告します。


7月27日(日)

8:30羽田空港集合、13:30台北松山空港着、台湾高速鉄道で高雄へ。高雄でピックアップしてもらい、屏東大学へ。ドミトリーにチェックイン。
20:00インターナショナルチームへのルール説明。

屏東大学正門、こちらはサブキャンパス、近くにメインキャンパスがある

7月29日(月)

8:00インターナショナルチームの遠足。行き先は東洋一の規模と言われる台湾南端にある国立海洋生物博物館。

インターナショナルチームの記念撮影

17:00屏東大学到着
17:30開会式、その後歓迎夕食会とパフォーマンスのコンテスト。パフォーマンスは1チーム1分で、流れ作業で行われる。が、優勝賞金10000NT$(1NT$=5円)獲得のため、どのチームも趣向を凝らしている。各チーム2票と役員一人2票の投票で優勝チームが決定する。発表は1つの投票毎に読み上げられ、スクリーンのグラフで表されるため、非常にスリリングである。今年度は圧倒的格差で本庄学院の優勝となり、優勝チームのスピーチとパフォーマンス披露が行われた。

チームWASEDAのパフォーマンスのフィニッシュ

パフォーマンス採点の実況中継。一番長いのがチームWASEDA

歓迎夕食会の後、チリチームと一緒に撮影

歓迎夕食会の後インドネシアチームと一緒に撮影。後ろ赤いTシャツは長くディレクターを務める台湾大学教授劉先生

7月30日(火)

6:30生徒集合、この後生徒だけ集められ、最終課題が発表される。
8:00コンテスト開始。この後3日間は生徒にコンタクトできない状態になる。

8月1日(金)

8:00 コンテスト終了。午後の閉会式までの間、国際審査員と台湾国内の審査員が各チームの教室を回り採点を行う。生徒は自分たちの作品について5分間のプレゼンテーションを行う。今回のMain Taskのテーマは”Museum of Emotions”であった。”Envy”, “Sadness”, “Anxiety”, “Awkwardness”, “Fear”の中から3つを選び、それを象徴する”Symbol”, “Sound”, “Show”と、museumを案内するツアーガイドを行う、という内容であった。
11:00 インターナショナルチームの採点開始、台湾から参加の24チームの選考も並行して行われている。昼食を挟んで国際審査員が改めて台湾チームから選考された6チームの評価を行う。審査中に感じたことであるが、台湾チームの多くは”Sadness”や”Fear”の対象として試験や入試の得点に対する感情を取り上げていた。また、海外チームが取り上げる感情の対象はわかりやすく、微妙な感情の機微を大事に思う、またそれを表現した日本チームの切り口は他国の審査員にとってわかりにくいのではないかとも思われた。ただ、他のチームはどの感情のコーナーも同様な表現なのに対し、日本チームは演技・BGM・オペラ・書道など多彩な表現を駆使し、表現技術では他チームに比べて秀でていたという印象である。

15:00〜16:00 評価委員会
16:00〜17:00 閉会式・表彰式。

本庄学院のチームは1位と僅差で2位であった。1位はチリチーム、3連覇となる。3位はマレーシアのチームであった。優勝したチリチームは、ドアを開け、それぞれの部屋でそれぞれの感情を表現したことがわかりやすかったことと、デコレーションが細かく作り込まれている印象であった。また、ツアーガイドもうまくわかりやすかった。

優勝したチリチームと一緒に撮影

台湾国内チームでは台北第一女子チームが1位となった。
閉会式後、恒例の写真撮りあいの混乱の後、屏東駅から高雄駅へ移動。この日は高雄のホテル泊。

8月2日(土)

午前中 高雄市内研修(駁二芸術特区など)。

 

全く偶然に、地下鉄の駅でインドネシアチーム・ベトナムチームと遭遇。この2チームは昨夜屏東大学に残り、この後高雄空港から帰国の予定とのこと。再度、本庄学院チームと別れを惜しみ、写真を撮っていた。

午後 高速鉄道で台北へ移動。台北ホテル泊。

8月3日(日)

午前中 台北市内研修(迪化街など)
13:00 台北松山空港へ移動
16:20 離陸
20:00 羽田空港到着、解散


このような内容で、本年度のIICCを修了しました。メンバーは海外チームやエンジェルとよく交流していたようで、閉会式後も多くの国のメンバーやエンジェルと別れを惜しんでいました。貴重な経験をコーディネートしてくださった、ディレクターである台湾大学の劉先生をはじめとする事務局、スタッフの皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。

〒367-0032 埼玉県本庄市栗崎239-3
Tel:0495-21-2400
  ※営業の申し込みは受け付けておりません。

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