SISTEMICは大きく2つの内容に分かれています。1つは研究発表部門で、これはその1でお伝えしました。もう1つはDesign & Buildと呼ばれる課題コンペ部門です。これは生徒をシャッフルし、多国籍チームを20作り、5つの課題の中から1つクジで選び、それに取り組みます。サスティナブルな都市を食料・エネルギー等の視点から、与えられた道具(マイコンやセンサー、レーザーカッター、紙等)を使い、モデルを作るというものです。
5月27日(土) 朝、課題が発表され、8時~22時までチーム毎に取り組む。教員はその間、シンガポール国立大等で研修活動。

マリーナバレッジ(シンガポールの雨水を貯める水の自給施設)での教員研修
5月28日(日) 終日、自由行動。本庄学院チームは世界遺産であるBotanical Gardenを見学。夕方、シンガポールの先生から自宅へ招待を受ける。生徒は夜8時~10時、Design & Buildのプレゼンテーションの練習。

Design & Buildの金賞を受賞したチームのプレゼンテーション
5月29日(月) 午前中、チーム毎にプレゼンテーションと審査。午後、閉会式と表彰式。夜の民族服が義務のFarewell Partyは残念ながら、帰国が夜便だったので参加できなかった。研究部門では、3年宮田苑佳・田中はんな、2年内藤千晶の発表が”Promising Sustainability Award”を受賞した。

本庄高等学院の受賞の様子
参加してみて、改めて姉妹校のNational Junior College(NJC)の力に驚かされました。これだけの規模の国際高校生シンポジウムを開催するに際し、膨大な手間や予算が必要だったはずです。生徒にとっては貴重な体験となりました。