去る10月30日(土)、31日(日)の2日間にわたり、本学院の文化祭である第40回稲稜祭を開催いたしました。
新型コロナウィルス感染対策のため一般公開はできず、学院生・教職員のみでの実施となりました。多くの制限下ではありましたが、17のクラスがオンデマンド動画により、6つの公認団体・有志団体が作品展示により参加しました。また、稲稜ホールと屋外仮設ステージの2カ所を使った発表は対面式となり、7つの公認団体と20の有志団体の発表や恒例の「歌うま」選手権、中夜祭・後夜祭が行われました。発表の一部は保護者の方向けにYouTubeLiveでも配信し、在宅でも稲稜祭の雰囲気を感じていただけたものと思います。
感染状況の急速な悪化により、一時は稲稜祭の開催自体が危ぶまれました。学院生全員が一堂に会し、肩を組んで「紺碧の空」を歌える日もまだ先のようです。それでも、実行委員をはじめとする多くの学院生が知恵を絞り、工夫を重ね、稲稜祭を盛り上げるため最大限の努力を続けてきました。オンデマンド動画の制作やインターネットによるリアルタイム配信など、コロナ禍だからこそ得られたノウハウも活用され、開校以来ともし続けてきた稲稜祭の灯を絶やすことなく、本学院の伝統を継承できたことに安堵しています。
稲稜祭の開催にあたっては、学院生のみならず、保護者の皆様、関係の皆様に多大なご協力をいただきました。数多くの暖かい励ましに力づけられ、困難な中でも稲稜祭を成功に導くことができました。心より感謝し、御礼申し上げます。
- 稲稜祭実行委員会の制作による「ステンドグラス」
- 稲稜祭実行委員長・小林(3年)と「Wモニュメント」 *撮影時のみマスクを外しました。
感染症対策のため屋外ステージに椅子を設置し、事前登録のチケット制としました。また、「紺碧の空」のステージ背景幕と「早稲田魂」は今年新たに寄贈いただいたものです。