12月13日(水)15時~18時、スタンフォード大学のd-schoolより3名の講師をお招きし、デザイン思考ワークショップを開催しました。昨年度に続き2回目ですが、今年度は高等学院・早稲田実業・早稲田高校の生徒も参加しました。デザイン思考とは、問題解決の場面において、人間の創造性やイノベーションを最大限に発揮するための思考方法です。本庄学院では、アントレプレナーシッププログラム(日本では狭義に「起業教育」と解釈されますが、世界的には「解決困難な問題を解決するための教育」と解釈します)の一環として位置付けています。
昨年の様子はこちら
このプログラムは早稲田大学アントレプレナーシップセンター・早稲田大学W-EDGEユース・イノベーター(WEYI)育成プログラム主催、一般財団法人三菱みらい育成財団の後援の元、開催されています。
最初、中央階段に全員が集められ、いきなりのアイスブレークで始まりました。「橋」や「飛行機」「雪」などを体で表現しろという課題が与えられました。

課題「雪」の表現、座っている生徒は結晶を表現している
美術室に戻り、ワークショップが始まりました。最初にワークシートを使って課題の要素を整理・分解し、形にすることを体験しました。その後、学校をシャッフルしたグループを作り、シートの内容を発表しました。

ワークシートの内容に関するグループトーキング
最終課題は、実際のバナナを使った商業ポスター作りでした。写真のバナナを使わず、あえて実際のバナナを使うところがこのお題の面白いところで、バナナに対して予め用意された様々な道具を使って生徒達なりの表現することを求められました。

ワークショップのために用意された道具

用意された大量のバナナ

バナナを使った表現に試行錯誤する生徒
最後に作成したポスター一つ一つについて、生徒達がその趣旨や表現内容などをショートプレゼンしました。鋭い発想や面白い表現が多く、聞いていて大変興味深いものがありました。

作品の発表の様子(中央階段)

作品の発表の様子(美術室)
昨年度よりも今年度の方が、プログラムとして成熟していたような気がします。特に、最終課題では、昨年度は道具を使って作るだけでしたが、今年度はそれを使ってポスターにまとめるという作業が加わったため、ポスターのデザイン力やキャッチコピーを作る力も必要とされました。しかし、生徒達は限られた時間で大変うまくまとめていました。