6月12日(月)に物理科大塚未来教諭による課外講義「これがサイエンスだ!」第3回「宇宙線で透視する∞ミュオグラフィの可能性∞」が物理実験室にて実施されました。ミュオグラフィ技術は火山のマグマの流れやピラミッドの遺跡の非破壊調査など、社会的にも学術的にも意義深く、広がりのある分野です。
今回の講義では宇宙線を用いた透視技術であるミュオグラフィの原理や様々な研究の例、学院で行っている「墳 Q」活動、最先端の試みであるμ粒子を用いた位置測定システムについて、そしてアートとのコラボレーションであるミュオグラフィアートの紹介などを行いました。また、原子核乾板や光電子増倍管などの素粒子の検出器にも実際に触れ、ミュオグラフィの幅広い側面を知ることのできる講義となりました。