9月15日(木)に課外講義「これがサイエンスだ!」の2022年度第5回講義が開催されました。数学科教諭の成瀬政光先生が「遊園地の行列」というタイトルで講義をしました。
はじめに、ページランクというインターネットのページの相対的な重要度を定めるために、どのような数学で表現するかという話がされました。その表現の一つとしてこの講義では数学の概念である「行列」を導入しました。その後、遊園地の行列の人数の移り変わりに対しても「行列」を用いて表現し、その簡便さを実感するような話がされました。
生徒たちからは「行列のように、新しい考え方を使うと、シンプルに物事が表せるところがよかった」、「面倒な計算を簡単に表現できるようになるという数学のよさを感じた」、「行列を習っていない自分も楽しめました」という感想が寄せられました。
この講義は本学院3年生の中村琉果さんが卒業論文研究の一環として設計しました(授業の内容・構成、使用するプリント、授業中のスライドを中村さんが作成)。行列の計算だけではなく、実生活に関連する話題を示すことでどのような効果があるのかを、この講義を受けた生徒の感想やアンケートをもとに、検討していきます。