2022年7月に、本学と薩摩川内市、株式会社鹿児島銀行、株式会社ナカダイホールディングス及び九州電力株式会社の5者間にて連携協定を締結した、持続可能な社会の構築に向けた資源循環の拠点「サーキュラーパーク九州」(川内発電所跡地活用)の実現に向け、理工学術院所千晴教授が薩摩川内市を訪問し、川内発電所跡地の現場視察および今後の連携協議を行いました。
川内発電所跡地の現場視察では、九州電力および薩摩川内市より現在の進捗状況と今後の跡地利用の構想について説明があり、所教授は「川内発電所は素晴らしいポテンシャルを秘めた場所であり、サーキュラーエコノミーの研究教育の場としても有効活用すべきである。世界に注目されるサーキュラーエコノミーの研究教育の場になるよう全面的に協力したい」と抱負を語りました。

川内発電所跡地

薩摩川内市より説明を受けディスカッションをする所教授
また、薩摩川内市との連携協議では、田中良二市長から「薩摩川内市は令和4年度内閣府よりSDGs未来都市に選定された。早稲田大学のカーボンニュートラルの取組みや研究教育の知見を薩摩川内市の様々なステークホルダーに提供していただき、一層の連携強化をお願いしたい」と本学への期待が述べられました。

田中良二市長と所千晴教授
早稲田大学は、薩摩川内市と連携し、サーキュラーパーク九州の実現に向け取り組んで参ります。
(サーキュラーパーク九州における早稲田大学の役割)
地域課題解決に向けた研究開発スキーム等の検討(学校法人早稲田大学)
早稲田大学は「WASEDA Carbon Net Zero Challenge 2030s」を宣言し、ロードマップに従って、「最先端研究」「人材育成」「キャンパスのカーボンニュートラル達成」それぞれの分野でカーボンニュートラルの実現に取り組みます。
サーキュラーパーク九州では、学術研究教育の振興及び研究教育成果の社会還元の推進の観点から、資源循環に関する先進的な研究に加え、社会学分野の研究も含め、資源循環の実現に向けた幅広い研究開発の検討を行います。
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WASEDA Carbon Net Zero Challenge: https://www.waseda.jp/wcans/
サーキュラーパーク九州連携協定締結: https://www.waseda.jp/top/news/82291