The Hirayama Ikuo Volunteer Center, Waseda University (WAVOC) 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

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【開催レポート】WAVOCボランティア・カフェ④【WAVOC×GCC】「大学生ができる地域貢献」

【開催レポート】WAVOCボランティア・カフェ④【WAVOC×GCC】「大学生ができる地域貢献」

WAVOC学生スタッフリーダー(SSL) 今泉 栞花

2026年6月11日(木)、今年度4回目となるWAVOCボランティア・カフェをGCC Common Roomにて開催しました。本企画は、WAVOCと早稲田大学 Office of the Global Citizenship Center(GCCオフィス)の連携企画として実施したものです。本レポートでは、当日のイベントの様子をお伝えします。

今回のテーマは、「大学生ができる地域貢献 ~地域連携ワークショップとボランティアサークル~」

「地域貢献に関心はあるけれど、何から始めればよいか分からない」
「大学生が地域と継続的に関わることはできるのだろうか」

そのような疑問や不安を持つ方に向けて、WAVOCとGCCオフィスの連携企画として実施しました。

当日は、学生10名に加え、WAVOC支援サークルである「田舎留学プロジェクト運営局」「こねくとりっぷる」が参加し、それぞれの活動を紹介しました。

地域連携ワークショップの紹介

WAVOCの概要紹介に加えて、GCCオフィスが実施する「地域連携ワークショップ」の紹介を行いました。

参加学生による体験紹介

まずは、福井県南越前町での「地域連携ワークショップ 2025春編 」に参加した学生から活動紹介が行われました。

発表では、実際に現地を訪れ、その土地の空気感や地域の雰囲気を肌で感じながら学べることが、このプログラムの大きな魅力であると紹介されました。
ワークショップでは「住民の幸福実感(ウェルビーイング)を高めるためには?」というテーマが与えられ、町民の幸福実感を高めるための施策を議論しました。

活動の過程では、限られた日程の中でチーム内の意見を調整することや、町内の多様な関係者との対話を重ねながら提案内容を磨き上げていくことに難しさもあったといいます。一方で、そうした課題に主体的に向き合い、チームで乗り越えていく経験を通じて、大きな学びと成長を得ることができたと語られました。

実際に地域を訪れ、住民との対話やフィールドワークを通して地域課題に向き合った経験が共有され、参加者にとって地域連携ワークショップの魅力や学びを知る機会となりました。

GCCオフィスによる地域連携ワークショップ紹介

続いて、GCCオフィスより地域連携ワークショップの概要説明が行われました。

地域連携ワークショップは、自治体が実際に直面する課題について、公募により選出された学生が学部学年を超えてチームを組み、実際に地域を訪れ、住民へのヒアリングや現地調査を通じて地域課題を考え、解決策を提案する実践型プログラムです。当日はプログラムの目的や特徴、これまでの取り組み事例について紹介がありました。

地域課題を机上で学ぶだけではなく、現地の人々との交流を通して学ぶことの意義が共有され、参加者は熱心に耳を傾けていました。

「学生が地方に戻らない理由」と「関わり続けたいまち」を考える

その後は少人数のグループに分かれ、

・「学生が地方に戻らないという選択 いったいなぜだろう?」
・「関わり続けたくなるまちってどんなまち?」

の2つのテーマについて意見交換を行いました。

「学生が地方に戻らない理由」としては、就職や子育て、介護など人生のさまざまな段階において、都市部に比べて選択肢や機会が限られていることに加え、「稼ぎやすさ」や仕事の選択肢の多さが都市部を選ぶ要因になるのではないかという意見が共有されました。

また、「関わり続けたいまち」については、旅行・短期滞在・定住といった異なる関わり方の視点から積極的な議論が行われました。さらに、交通アクセスや地域側の受け入れ体制など関わり始めやすい条件に加え、人とのつながりや食文化といったその地域ならではの要素が、継続的な関係性につながるという意見も出されました。

学部や専攻、出身地の異なる学生同士だからこそ、多様な視点や価値観が共有され、参加者にとって新たな気づきを得る機会となりました。また、地域の課題について考えることが、自身の将来やキャリア形成について考えるきっかけにもなっている様子が印象的でした。

地域との関わりから生まれた学生サークルの紹介

続いて、地域連携ワークショップをきっかけに生まれた学生サークルから活動紹介が行われました。

田舎留学プロジェクト運営局

同団体は、静岡県南伊豆町での「地域連携ワークショップ 2023春編」に参加した学生が立ち上げたサークルです。ワークショップで提案された施策が実際に南伊豆町の事業として採択されたことをきっかけに発足しました。南伊豆町と連携しながら「田舎留学」を実施しており、参加者が1週間程度地域に滞在し、地域の暮らしや人々との交流を体験できるプログラムを展開しています。

活動紹介では、ワークショップでの提案が実際の事業へと発展するまでの経緯や、地域との継続的な関わりの中で得られた学びについて紹介しました。また、「地域の実態を自分の目で見て、自分で感じたことを活動につなげていけることが、この活動の魅力です」と話し、地域と継続的に関わることの意義を共有しました。

現在は、田舎留学を通じて参加学生が地域の実情を自ら見て感じる機会を提供するとともに、南伊豆町の魅力を町内外へ発信しながら、関係人口の創出や地域と若者が継続的につながる仕組みづくりに取り組んでいます。

こねくとりっぷる

同団体は、滋賀県長浜市での「地域連携ワークショップ 2024夏編」に参加した学生によって立ち上げられたサークルです。ワークショップの中で、長浜市には多くの大学や研究室が活動の場として訪れている一方で、活動終了後には学生との関係が途切れてしまうという課題を見出し、学生と地域の「また会いたい」と思える関係づくりを目指して活動を開始しました。現在は「学生が地域と継続的に関わるきっかけづくり」をテーマに、長浜市内の高校や地域住民と連携しながら、ワークショップやホームステイなどの企画を実施しています。

活動紹介では、地域住民や商工会議所、高校教員などとの対話を重ねながら、高校生が主体的に挑戦できる場づくりや空き家活用プロジェクトに取り組んでいることを紹介しました。また、「地域貢献とは何か」という問いに向き合いながら、地域と学生双方にとって価値のある関係づくりを目指していることも共有しました。

現在は高校生が主体となって企画を進めるイベントや、長浜市を舞台に自身の将来や生き方について考えるプログラムの準備も進めており、地域と若者が継続的につながる仕組みづくりに取り組んでいます。

地域貢献の形は一つではない

大学生が地域に関わり続けることは難しいと思われがちです。その中で、大学が提供するワークショップをきっかけに自走的に活動へと発展している学生サークルの事例は、「大学生ができる地域貢献」の可能性を広げるものとなっています。地域貢献に決まった形の正解があるわけではなく、自分が何を課題と捉え、どのような方法で向き合うのかを考える過程そのものに大きな意味があることが、今回のボランティア・カフェを通して共有されました。

参加者の皆さまからは、以下のような声が寄せられました。

・「地域連携ワークショップから継続して関わっている方々の情熱や、模索しながら地域と関わっている人たちの話を聞き、地域との関わり方はさまざまなのだと感じた。」
・「ワークショップで自分の考えを言語化することができて良かった。」
・「自分がどのような地域と関わっていきたいのか考えるきっかけになった。」

終わりに

今回のボランティア・カフェが、地域貢献活動やボランティア活動への一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

WAVOCでは、ボランティアに関心のある早大生を対象に「WAVOCボランティア・カフェ」を実施しています。
WAVOCの活用方法や入門ボランティア活動の紹介など、ボランティアに挑戦したいみなさんを、WAVOC学生スタッフリーダー(SSL)がサポートしますので、ぜひ気軽にお立ち寄りください。
また、今回のようなテーマ型のボランティア・カフェも定期的に開催していますので、WAVOCウェブサイトやInstagramもぜひチェックしてみてください。

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