The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

University-wide Open Courses

全学オープン科目

Contextualizing Self in Society

科目「体験の言語化」

体験を自分の「コトバ」にする経験を語ること。自分と社会を知ること。

「大学生が社会で起きている出来事を当事者として捉えらない」 2014年よりWAVOC提供で始まった科目「体験の言語化」は、「学生の当事者意識の欠如」への危機感から始まりました。 「バイト先での接客の経験、留学先での出会い、ボランティア活動への参加。最近の学生はかつてないほど様々な場で多様な経験をしています。でも『それであなたはどう思ったの?』と聞いても、『やばいっすよ』『すごいんですよ』しか返ってこない。その先を言葉にすることができないんです」 そんな指摘から、同学のグローバルエデュケーションセンター(GEC)科目の中で、「対話型、問題発見・解決型教育」の実践と位置づけられる、GEC科目「体験の言語化シリーズ」が始まりました。 クラスを履修した学生たちは、自分たちの体験を思い出し、その時に感じたこと、考えたことを振り返る中で、「誰かの問題」ではなく「自分の問題」として社会の課題を主体的に学ぶことを目指します。

科目「体験の言語化」の特色

  • 手法① 「自分の体験」と「社会の課題」をつなげる
  • 特色① ⇒自己を社会の中に文脈化する⇒当事者性を獲得する仕組み
  • 手法② 授業中に「個人ワーク→グループワーク→全体発表+教員・TAと議論」という時間がある
  • 特色②多角的視点を養う
  • 特色③毎回の授業が「体験の言語化」(最終発表だけでない)
  • 特色④教員は「教える」のではなく、学生が言語化するプロセスを「支援する」

科目「体験の言語化」とは?

グローバルエデュケーションセンター科目「体験の言語化」は、全学部の学生が受講可能です。 合計8回からなる授業は、各クラス15名の少人数。 ボランティアやサークル、アルバイト、留学、スポーツなど多様な経験を持ちより、その経験を授業内で共有する。教員はファシリテーターを担い、学生の自主性が大切にされる参加型授業のスタイルで展開されます。 体験を自分の言葉で語る力、体験から社会の課題を発見する力、こうした体験から学ぶ力をつけることで、所属する学部での専門科目を意欲的に学び、行動することや、社会に出てからの主体的な問題意識設定や解決のための行動をとる力にもつながります。それは早稲田大学が目指すグローバルリーダーの人材育成にもつながることが期待されています。 https://www.youtube.com/watch?v=ojZFgZ2Ngbg

科目一覧

授業の構成

授業の構成

第1回 参加型授業の心がまえ
第2回 「心にひっかかった場面」を思い出す(ペアワーク)
第3回 「相手の気持ち」を想像する(ロールプレイ【演じてみる】)
第4回&第5回 社会課題を発見する(マッピング)
第6回 発表の構成をつくる(「個人の体験」を「社会の課題」とつなげる)
第7回&第8回 「語り」発表とディスカッション(語る)

授業の評価は、「WASEDAメソッド」と呼ばれる評価方法を開発、導入されています。授業を通じて得た知見を踏まえて、シリーズに関わった教員たちも全学で汎用可能な「体験の言語化」科目の開発をめざし、蓄積された実践・知見の構築で生まれた指導者用ガイドブックに沿う形で評価が行われています。

科目「体験の言語化」 自己評価ルーブリック

「体験の言語化」では複数の教員が同じ方法を用いて授業ができるようにその方法が体系化されています。その一つとして、この授業の目指す目標を明確にするシートを開発しました。「ルーブリック」と呼ばれるものですが、これは教員が指標とすると同時に、受講者が自己評価のためにも使用しています。

受講生の語り

森田萌eyecatch
「この体験を通じて見つけた社会の課題は、社会問題と私たちの中の「つもり」が持つ負のスパイラルです」 文学部3年・森田さん

体験から理不尽なことを言う先輩に逆らえない権力関係を指摘し、それに反発したつもりでも、結果として場の力学に働きかけていないことで、実は問題を強化しているということに気づいていきます。この問題をオリジナルな「つもりが持つ負のスパイラル」と表現することで自分の問題につなげたプロセスが評価されました。

須和eyecatch
「主将だから『女子メンバーを叱った』というリーダーシップの問題にすり替えようとしていた」 商学部3年・須和さん

大学での体験からさらに、中学時代の体験にも言及します。さらに、女子という言葉で括っていたのは、自分の差別意識ではないか、もう一歩進んで、差別の問題をリーダーシップの問題にすり替えていたことに気づいていく。自分への問いかけの中で、自分の気持ち、さらに、差別をする側の無自覚な差別の存在を指摘ししたことを、社会の課題と気づくプロセスとして評価されました。

書籍『体験の言語化』

体験の言語化アイキャッチ

詳細はこちらをご覧ください。

グローバルエデュケーションセンター(Global Education Center、GEC)とは

学際的かつ多彩な講義科目に加え、企業やボランティアと連携した実習科目など、約2000科目を設置して、早稲田大学のリベラルアーツ教育を担います。すべての学部学年の学生が、履修可能な仕組み。 WAVOCからは「体験の言語化」を含む「副専攻 社会貢献とボランティア」科目群を提供、受講生は7,000名を超えています。

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