核心戦略「10.教職員の役割と評価の明確化」は、9つのプロジェクトから構成され、「教員の役割と評価の明確化」「業務構造改革」「職員業務の再定義と事務組織の見直し」「大学運営支援システムの構築」を主なテーマに議論が行われています。
今回は進展のあった以下のプロジェクトの活動状況を報告します。
教員の役割と評価の明確化
「本学における教員と職員の役割の明確化と教員の評価基準の明確化、諸制度改革PJ」では、主に教員の役割と評価の明確化に関連する課題の検討を進めています。
今年度上半期の具体的な取組としては、教員種別の整理(訪問教員・訪問研究員の新設)、有期雇用教員・研究員等への年俸制導入、ジョイントアポイントメント制度導入を学内会議体に提案し、合意を得ました。
本プロジェクトとしては、これまでの議論を通して本学のあるべき教員人事制度を全学的な検討課題として共有し、今後の議論の出発点となりました。
業務構造改革
「業務構造改革PJ」では、職員共通業務の集中化および既存組織の再編成の一環として、本年9月1日より早稲田キャンパス1号館2階に研究総合支援センターを設置しました。対象箇所(政治経済学術院・法学学術院・研究機構・附属機関)、対象資金(科研費および科研費以外の公的研究費)は限定しますが、これまで学術院等の事務担当者が担っていた研究資金執行および研究支援に係るサービス業務を同支援センターに集中化し、今後は対象箇所・対象資金を拡充させながら、同支援センターが公的研究費全般に係るサービスを提供しています。
その他にも本プロジェクトでは、オールワセダでの入試広報の実施、政治経済学部・商学部をモデルとした学生窓口対応の集中化などの業務構造改革を推進しています。
大学運営支援システムの構築
「大学運営支援システムの構築PJ」では、業務の正確性・生産性の向上や事業のPDCAサイクルの可視化、業務構造改革の推進を目標として、特に今年度上半期には、研究費管理、財務、人事等の法人系システムの改革案を策定しました。具体的には、現状業務の把握および課題の確認と並行して学外システムの調査や他大学へのヒアリングなどを実施し、各主管箇所と協力して本学にとっての最適化案を検討しました。今後は、この最適化案をもとにシステム開発を進めます。
その他、志願者情報の統合管理・分析可能なシステムの設計を進めるとともに、大学IR (Institutional Research)基盤構築の第一歩として、分析用プロトタイプと全学のデータを集約し経営戦略策定に寄与する統合データウェアハウス構築に取り組んでいます。
引き続き、核心戦略10の各プロジェクト間との議論も含めた多角的な視点での議論を進めていきます。
◆核心戦略10「教職員の役割と評価の明確化」
http://www.waseda.jp/keiei/vision150/core/10.html
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