Center for Japanese Language早稲田大学 日本語教育研究センター

About CJL

日本語教育研究センターについて

From the Director

所長あいさつ

学生ひとりひとりの「日本語を通した成長」を支える日本語教育を

早稲田大学日本語教育研究センター 所長 栁田 直美

 早稲田大学では、6,085名の国内で最大規模の外国人留学生が学んでいます。留学生の出身は106か国・地域にも及び、留学の形も、学部正規留学、大学院正規留学、交換留学、短期プログラム履修などさまざまです。 

 日本語教育研究センター(Center for Japanese Language;以下、CJL)は早稲田大学における日本語教育を一元的に担う機関で、6,085名の留学生のうち1,993名がCJLで日本語を学んでいます(2024年春学期実績)。また、留学生だけでなく、長く海外で暮らしていたなどの理由で日本語学習を必要とする日本人学生も含めると、2,169名が学んでいます。 

 

 この多様な学生たちに質の高い日本語学習の機会を提供すべく、CJLでは、「総合科目群」「テーマ科目群」の2つの構成で、約200名のティーチングスタッフが毎週約650コマの授業を実施しています。 

 「総合科目群」では、初級から上級前半の学生を対象に、標準化されたシラバスと教科書に基づいた授業が提供され、四技能をバランスよく学ぶことができます。「テーマ科目群」では、初級から超級の学生を対象に、担当教員がそれぞれの専門性を生かして策定した教材・シラバスによるユニークな授業が提供され、学生がそれぞれの興味や関心、レベルに応じて学ぶことができます。 

 このように多種多様な日本語科目が数多く提供される大学は日本国内で唯一と言っても過言ではありません。CJLでは「日本語を学ぶ」だけでなく、「日本語で学ぶ」ことにより、問題発見解決力、創造的構想力、批判的精神、異文化理解を通して、新たな社会を創出できる人材の輩出を目指しています。 

 

 数多くのさまざまな日本語科目を提供するCJLでは、学生自らが自分の日本語学習をデザインすることを求めています。CJLで学ぶ学生は、自分のニーズ、強み・弱みを把握し、自分に必要な授業を自分で選んで時間割を組みます。それは、私たちが、ひとりひとりの学生にそれぞれの生き方の中で日本語を意味づけ、自らに必要な日本語を主体的に学び取ることができる力を身につけてほしいと考えているからです。 

 そのため、CJLでは、「CJLレベルチェックテスト」と「Waseda CJL 日本語教育スタンダーズ」を開発・活用し、学生が自律的に学習をデザインするための指針としています。また、学生ひとりひとりの日本語学習について一緒に考え、それぞれに合った学習を促進するため、「わせだ日本語サポート」による支援を行っています。さらに、日本人学生や留学生がティーチングアシスタント(TA)や日本語授業ボランティアの役割で日本語の学びの場に参加し、「先輩」として日本語学習のサポートを行います。 

 

 CJLの使命は、大規模かつ多様であるという強みを生かし、学生ひとりひとりが日本語学習を通した成長を実感できる日本語教育や学習支援体制を提供することです。そして、早稲田大学の国際化において、日本語が共通言語のひとつとして人と人をつなげる役割を果たすべく貢献していきたいと考えています。 

 学生ひとりひとりの成長を、CJLの成長、早稲田大学の成長につなげていくためには、教職員の連携はもとより、学内外のみなさまとの連携も欠かせません。CJLという複数の文化・言語が交差する組織の運営に、学生の成長を支える一人として、みなさまのお力を借りながら、取り組んでまいります。 

 

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