Center for Data Science早稲田大学 データ科学センター

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香川県立三本松高等学校の生徒向けに模擬講義を実施しました【2025年12月25日】

2025年12月25日、早稲田大学にて香川県立三本松高等学校の生徒を対象に、当センター講師の森将輝先生による模擬講義「データ科学の重要性」を実施しました。

三本松高等学校から来訪した生徒は引率教員含めて約20名で、当日は模擬講義を受講のうえ、キャンパス見学を行いました。

模擬講義の冒頭では、森先生より専門分野に関連した認知情報学の錯視の例について紹介があり、実験結果を数理モデル化し、認知行動科学の分野でもデータ科学を活用することで認知現象を定量的に評価したり、また、行動現象を知ることができることで視覚メディアの制御、新たな特殊図形の生成も可能であることの説明がありました。

本題の前にデータサイエンスの最先端として、AIなどがどのような仕組みで動いているのか説明がありました。身近な例としてChatGPTを取り上げ、人の言葉をどのように理解し、次の言葉を予測しているのかを紹介することで、AIと人の考え方の共通点や違いについて理解を深めました。また、難しい問題にも答えを出せる仕組みの説明もありました。

データ科学、AIとはそもそも何なのか。そして、昨今なぜこれほど注目を浴びるほど重要なのかについて、ビックデータの存在やそれを解析する技術の革新、それらを応用できる分野の拡大といった背景の説明がありました。
また、データ科学の重要性に関連し、政策ではEvidence Based Policy Making(証拠に基づく政策立案)が近年注目されているが、それと同じことを大隈重信が1881年に「建議統計院設置ノ件」で述べており、実はデータ科学と早稲田大学は関係性が深いといったエピソードの紹介もありました。
早稲田大学データ科学センターでは、データ科学を「データから合理的で明確な意思決定や論証を導くための学問」と定義しているとの説明がありました。

続いて、データ科学・AIの重要性を理解してもらうために、その活用事例として、Netflixや医療、学術領域などでの事例紹介がありました。

データ科学による意思決定の具体例として、広告の費用対効果に関する解析方法の紹介があり、統計学の知識を用いてデータから統計的(科学的)に論ずることの重要性や、データ科学を用いて合理的に意思決定の根拠を導き出す事例の紹介がありました。そして、統計的因果推論の考え方に触れながら、いくつかの事例を用いて、データ科学やAIは分析者自身が適切な専門知識や背景知識をもとに「何が正しいか」「誤っているか」を常に考え、データ解析の方法と結果を検証する必要があることの説明がありました。
また、画像認識を用いた自動運転技術など、実社会での応用例も紹介しました。

終盤では、早稲田大学でのデータサイエンスの学びについて紹介があり、様々な専門分野にデータ科学が活用されていることを踏まえて、「データ科学」×「専門分野」に新しい発見や意思決定を行うために様々な教育コンテンツを提供し、早稲田大学の学生は学部を問わずデータ科学を学んでいることやそれらの学びを証明するために「データ科学認定制度」が運用されていることの話がありました。

模擬講義は、学生への問いかけを交えながら進められ、最後には、高校時代の学びへのアドバイスとともに、先生の専門分野である錯視の実験を体験し、学生たちは「見え方の不思議」を実感しました。実際の体験を通してデータ科学の理解を深める講義に興味と関心をもって参加していました。

講師紹介

森将輝
早稲田大学 データ科学センター 講師
専門分野
・心理物理学
・数理心理学
・臨床心理学
・身体教育学 

 

Dates
  • 1225

    THU
    2025

Place

早稲田キャンパス3号館605教室

Tags
Posted

Tue, 13 Jan 2026

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