在学生のみなさんは、「AI・データサイエンス」と聞いて何を想像しますか?
みなさんは、朝起きてから夜寝るまでの間、様々な情報(データ)に接していると思います。
天気予報を見て洋服を選び、経路情報をもとに移動をするなど、みなさんも毎日のようにデータを駆使し、小さな意思決定をしていると思います。
また、昨今は多くの企業で、こうした情報・データを分析してビジネスに活用しています。
このような意思決定において、データに基づく科学的な方法によって裏付けを与える学問体系のことを早稲田大学データ科学センターでは、「データサイエンス」と呼んでいます。
データが大量に溢れる現代社会の中で、データをうまく活用・分析し、それをもとに意思決定ができるようになることが、「WASEDAのデータサイエンス」教育の目標です。
早稲田大学では、全学部・大学院の学生がデータサイエンスを「基礎から発展」まで学生自身の興味・関心に応じて学ぶことができるよう「データ科学認定制度」を実施しており、4つの「級」でデータサイエンスに関する知識・スキルを保証しています。
「データ科学認定制度」のリテラシー級を取得すると、社会人に必須となる教養としてのデータサイエンスの知識・スキルを身につけることができ、初級を取得すると、データ分析の一通りの流れを実践することができるようになります。
データ分析の知識・スキルは、授業のレポートやプレゼン、卒業論文に加え、卒業後のキャリアでも活用することができます。
卒業後の進路や就活が心配な学生も様々な業界・業種で活用できるデータサイエンスを学んでおくことはみなさんのキャリア形成において役に立つと思います。
「データ科学認定制度」は、文部科学省が推進している数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度の認定を取得しています。
(「データ科学認定制度」のリテラシー級・初級は、それぞれ文部科学省のプログラム認定制度におけるリテラシーレベル・応用基礎レベルに該当します)
〇文部科学省 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度
(リテラシーレベル・応用基礎レベル・応用基礎レベルプラス)
「データ科学認定制度」の対象科目のほとんどは、春・夏・秋・冬の全てのクォーターに科目を設置していて、いつからでも学びはじめることができます。
少しでも興味を持ったらグローバルエデュケーションセンターの全学オープン科目「データ科学入門α」や「統計リテラシーα」から学びはじめて「あなた×データサイエンス」の可能性を広げてみませんか?
<受講学生の声>
文系には情報科学技術やAIは関係ないと思っていましたが、データサイエンスを学んでからは、マーケティングなどの専門知識があってこそ、そうした技術を使いこなすことができると実感しました。(商学部)
卒業時に「大学で何もできなかった」というのを避けたいという思いが強かったので、データ科学の知識・スキルは身に付けられたという自信が持つことができたので、受講して良かったです。(国際教養学部)
データ科学教育プログラムの授業における大きな収穫は、「データ科学は、自分の専門分野と組み合わせないといけない」という考え方です。
将来研究者になるか、企業などに就職するのかはまだ決めていないが、どの分野に進んだとしても、データ科学を“ツール”として扱うという視点は重要だと感じました。(教育学部)
<データ科学センター教員の声>
WASEDAのデータサイエンス教育は、人文社会系・理工系を問わず様々な学問領域や数理的なバックグラウンドの異なる学生に対して、各自が自身の学問領域においてデータ科学の知見を活かすことを目的としています。
データ科学という学問体系自身の発展に寄与する研究も重要ですが、様々な学問領域を持つ早稲田大学では教員・学生自身の専門領域においてデータ科学の知見を用いることによる新たな知の創造もまた重要なミッションの一つであると考えます。
◆もっと詳しく知りたい方へ◆
WASEDAのデータサイエンス(チラシ)