早稲田大学では、「データ科学認定制度」を中心とした「データ科学教育プログラム」を提供しており、全学部・研究科の学生がデータサイエンスを基礎から発展まで体系的に学ぶことができます。
「データ科学教育プログラム」によって体系的な知識・スキルを身につけることをStep1と位置付けると、Step2はこれらを活用する実践力を身につけることと言えます。データサイエンスを活用する実践力を磨くためには、実際にデータを分析することが大切です。授業やゼミ・研究室でのレポート・発表・卒業論文などを作成する際に実際にデータサイエンスを活用することをお勧めします。
また、データ科学センターでは、企業等との連携により、様々なデータサイエンスの実践機会を提供しています。
データ科学センターでは、毎年各学術院(学部と大学院を含む組織)と共同で早稲田大学データサイエンスコンペティション(以下DSコンペ)を開催しています。DSコンペは、本学学生であれば誰でも参加できます。複数名でチームを組み、テーマに従ってデータを分析し、結果を発表します。毎年テーマは異なりますが、実際のデータを用いて分析を行うという特徴がDSコンペにはあります。多くの学生はデータサイエンスを授業やゼミで学んだ後にその実践の場として利用しており、文系・理系を問わず、毎年100名以上の学生が参加し、学部や大学院で学んだ内容をDSコンペに活かしています。
データ科学センターでは、産学連携によって、データサイエンスを活用できる人材を育成するために様々な取り組みを行っています。
毎年行われる「データサイエンスコンペティション」では、与えられたテーマやデータに対して、学生がチームを組んでそれまで学んできたデータサイエンスの知識やスキルを駆使してデータ分析とプレゼンテーションを行います。このコンペティションは、早稲田大学の学生であれば誰でも参加できます。
また、データサイエンスの実践力の向上とキャリア形成のための支援として、「キャリア教育プログラム」や「インターンシップ」の機会を提供しています。
特に長期のインターンシップでは、インターンシップ先の企業で行われている実際のプロジェクトのメンバーとなり、データサイエンスを活用した仕事を経験することができるため、実データを分析する貴重な機会であるとともに企業の社員とのコミュニケーションにより自身の将来のキャリアについて、より具体的なイメージをもって深く考えることができるようになります。
※「インターンシップ」については、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(3省合意)の改正により、2023年度より大学生等のキャリア形成支援に係る取組の類型化等の見直しが行われています。本イベントは、2022年度の実施であることから「インターンシップ」と記載しています。