School of Social Sciences早稲田大学 社会科学部

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【社会科学部報 No.50掲載】国連が、わが舞台。

【社会科学部報 No.50掲載】国連が、わが舞台。

1993年卒 原田 宗彦 さん

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Profile
愛知県出身
平成5年社会科学部卒
近藤申一ゼミ出身

卒業後、ロンドン経済政治大学院(LSE)で国際関係論ディプロマ修了。アジア・アフリカ研究所(SOAS)、ジュネーブ高等国際問題研究所(HEI)それぞれで修士号を取得。LSEで国際関係論博士課程にすすむ。
国際機関等でインターンやコンサルタントをした後、1999年よりJPOとして、 国連訓練調査研修所(UNITAR)ジュネーブ本部に勤務。2002年より、国連東ティモール支援ミッション(UNMISET)事務総長特別副代表 特別補佐官。2004年より、国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)官房長室 政務官。2006年より現在まで、国連平和維持活動局(DPKO)ニューヨーク本部にてコソボ・デスクを担当している。

Q. 国連職員を目指したきっかけは?いつから志していたのですか?
A. 私が国連職員を目指した直接のきっかけとなったのは、大学在学中に起こっていた、カンボジアやユーゴスラヴィアで展開していた国連の活動と、そういった現場で活躍をされていた日本人の先輩方をTVで観たり、話を聞いたりしたことでした。漠然とはしていましたが、私も何らかの形で貢献してみたいと思い始めたのが国連職員を目指すきっかけだったと思います。

1月24日国際会議場にて

1月24日国際会議場にて

Q. 大学での経験は、今にどのように生かされていますか?
A. 大学での経験というと、やはり授業とかゼミというよりも、サークルでの活動が印象に残っています。私はアナウンス研究会に所属していましたが、そこで知り合った友人とは機会があれば帰国した際には会っています。仕事の分野を超えた生涯の友人を得るのは、大学時代がチャンスです。良い友人を作って、大切にしましょう。

Q. どのような学生生活を送られていましたか?
A. 社会科学となると幅広いので、どちらかというと教養的にならざるを得ない部分も多くあると思います。私は最低限、語学だけは大学のうちにマスターしようと心掛けていました。それと、国連を視野に大学院進学を考え、授業はまじめに出ていました。それが後に功を奏して、卒業後はそのままロンドン経済政治大学院(LSE)に進学出来る英語力がついていました。その他は、自由を満喫していたように思います。

Q. 社会科学部の良いところは何でしょうか。社学で良かった!と思われたことは?
A. さまざまな社会の事象を総合的な社会科学の観点から観る見方を養えるというところでしょうか。私は大学院で、国際関係論(IR)を専攻しましたが、IRも総合社会科学的な視点が要求される学問なので、社学でのカリキュラムは役に立ったと思います。

Q. 学生の頃の思い出を聞かせてください。忘れられないエピソードなどはございますか?
A. 一番印象に残っているのは、大学1年のときに大学の応援団として参加した早慶戦でした。あれで、「早稲田に来れたんだなぁ」と実感しました。

Q. 早稲田に入学されたきっかけは?進学された理由はどのようなことでしたか。
A. 私は早稲田の在野精神とバンカラなイメージに憧れて、どうしても行くなら早稲田だと決めていました。

Q. 先日、早稲田に講演にお越しいただきました。その時の大学はいかがでしたか?
A. 久しぶりに母校に帰ってきて、校舎がモダンになっているのに時代の変化を感じました。海外人材マーケットを視野に、世界中の眠れるダイアモンドに飛躍の機会を与え、世界に貢献できる人材をどんどん輩出してもらいたいです。

Q. 原田さんが普段心掛けていることや、モットーとされていること、目標としていることはありますか?
A. 私が普段心掛けているというか、大事だと思っていることは、「人のためになることは何でも喜んでする」ということです。前クリントン大統領も言っている『Joy of Giving』ということでしょうか。

Q. 最後に、今の社会科学部生に向けてメッセージをお願いします。
A. 人生の中で大学の4年間というのは、本当に貴重な自由の時間だと思います。この4年間を有意義に過ごして、これからの人生の飛躍の糧となるものを掴んで欲しいと思います。

講演会会場は学 生で満員となった

講演会会場は学 生で満員となった

数少ない日本人の職員として、世界を舞台にして活躍されている原田さん。以下のHPにもインタビューが掲載されていますので、国連の活動や実情に関心のある方はぜひアクセスしてみてください。
■国連職員NOW!第45回
http://www.unforum.org/unstaff/45.html
■外務省国際機関人事センター コラム
http://www.mofa-irc.go.jp/colum/colum_harada.htm>

(聞き手・構成:志熊万希子)
掲載:社会科学部報No.50 2008年春号

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