School of Social Sciences早稲田大学 社会科学部

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学部について

From the Dean

学部長挨拶

社会科学部長  劉 傑

社会科学部は1966年に創設された、早稲田大学の中でも比較的新しい学部です。発足当初は高度経済成長という社会的背景のもと、夜間学部として歩みを始めました。その後、日本の社会状況が大きく変化するなかで、1998年に昼夜開講学部へ、そして2009年に昼間学部へと2度にわたる大きな変容を遂げながら、2016年には学部創設50周年という大きな節目を迎えるに至りました。

この間、社会科学部は時代と社会の要請に応えるための教育、研究活動を推進し、社会の発展に寄与する人材の育成に努めることで社会への貢献を果たしてまいりました。今や、数多くの社会科学部出身の校友が日本全国のみならず世界各地で、各自の才能を生かして活躍しています。そして、次の50年(半世紀)に向けて、新たなヴィジョンを掲げ、更なる発展を遂げるべく力を尽くしてまいる所存であります。

さて、現代社会においては、国や地域、人種や民族、あるいは宗教や思想の違いなどから紛争や対立が絶えません。一方で、地球規模の気候変動、具体的には温暖化やそれが引き金とも言われている台風や大雨などによる風水害、あるいは干ばつ、そして地震や津波などの自然災害は、私たちにとって大きな脅威となっています。人間と自然との調和、戦争の歴史と価値観の対立を乗り越えた和解は、人類が直面する大きな課題です。

社会科学部は、1994年に創設された社会科学研究科、2016年に創設された先端社会科学研究所と共に社会科学総合学術院を構成し、「社会科学の総合」を目指して「学際」「臨床」「国際」の三つの理念を掲げてまいりました。この三つの理念は、ますます多様化、複雑化する現代社会を深く理解し、問題の発見と解決の道筋を整え、よりよい社会を構想し、実現するための重要かつ基本的な理念であると捉えています。

例えば地球温暖化という問題を解決するためには、各国の人々が温室効果ガスの削減に努めなければなりませんが、近年の動向で明らかなように、このこと自体は容易なことではありません。私たちは政治・経済・法律・生命、環境科学などの学知を総動員して取り組まなければなりません。つまり、複数の学問分野にまたがった、あるいは複数の学問分野の隙間を埋めるような学識や方法論を構築することが、社会科学部が標榜する「学際」の意味するところです。

社会科学部では政治学・経済学・法学・会計学など社会科学の学問分野はもちろんのこと、歴史や文化などの人文科学や生命・環境などの自然科学、更には情報科学などの学問分野に至るまで幅広く学ぶことができるのです。

「臨床」という言葉は、「臨床医」など医療の場においてたくさん耳にする言葉です。医師は病気の治療やリハビリテーションにあたる「臨床医」と基礎医学を研究する「研究医」に大別されます。社会科学部において医学は専門分野ではありませんが、学問に臨む姿勢として、「臨床」、すなわち現場で実際に起こっている事象を重視し、教育活動ならびに研究活動に取り組みたいと考えているのです。例えば、社会科学部には60以上ものゼミナールが設置されていますが、数多くのゼミナールがフィールドスタディーを実践していることは、この「臨床」を重視している一つの表れであるとも言えるでしょう。

「国際化・国際的・国際性」といった言葉は、今や日常的に使われていますが、社会科学部においては2011年度から英語学位プログラムを導入したことで、「国際化」の理念は鮮明なものとなりました。当初、英語で行われる授業だけを履修することで学位を取得できるプログラムとして現代日本学プログラム「Contemporary Japanese Studies Program」=「CJSP」がスタートしました。このプログラムは順調に推移してまいりましたが、社会情勢の変化や早稲田大学全体で進められている改革の勢いにも乗じて、2018年度からソーシャルイノベーションプログラム「Transnational and Interdisciplinary Studies In Social Innovation Program」=「TAISI」=「大志」へと、社会科学部の英語学位プログラムは更なる発展を遂げることとなりました。

また、学生交流あるいは学術交流の相手先として、海外の大学と積極的に協定を締結しています。協定の締結により、相手先大学と社会科学部が独自の結び付きを持つことができるため、学生の留学や教員派遣などが容易に行えるようになります。最近では武漢大学(中国)、国立臺灣大学(台湾)、東ティモール国立大学(東ティモール)、ベトナム国家大学(ベトナム)、パジャジャラン大学(インドネシア)などと協定を締結しました。これらの国際化推進の施策を展開することにより、社会科学部の「国際化」はより一層加速されることになるでしょう。

以上のように社会科学部は、「社会科学の総合」を目指し「学際」「臨床」「国際」の三つの理念に基づいた教育活動そして研究活動を強力に推進してまいります。

 

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