【社会科学部報 No.46掲載】オリンピック、世界一を目指して。
社会科学部2年 平山 優
平成16年度全日本総合バドミントン選手権大会女子シングルス3位
現在、私は学業とバドミントンの両立をしながらとても充実した学生生活を送っています。
私は小学校三年生からバドミントンを続けてきました。試合に勝てる実力をつけるために日々厳しいトレーニングを積み重ね、幾多の壁を乗り越えてきました。その甲斐あって全国大会やヨーロッパのジュニア大会で優勝でき、日本代表選手としてオリンピックを目指すほどになりました。練習を積み重ねて、徐々に勝てるようになったのです。努力した分だけ結果が出るということが分かった私は人一倍練習に励むようになりました。
バトミントンというスポーツはとても過酷です。シングルスでは一人でコートの隅から隅まで速いスピードで走りまわり、過呼吸になることもあれば、下肢の筋肉が痙攣し試合中止になることもあります。このようにならないためにも毎日の厳しい練習は必要です。苦しくて何度もやめてしまいたいと思ったこともあり ますが、やはり私はバドミントンが好きなのです。そしてオリンピックに出たい気持ちが強いため我慢することができています。
そして私はバドミントンを通して多くのことを学びました。一つは時間を効率的に使うことです。私は平日は六時起床でそれから企業のバドミントンチームへ練習に行き、午後から授業のため学校へ向かいます。家に着くのは九時~十時くらいです。あまり時間に余裕がないので移動中に参考書を読んだり、疲れているため仮眠をとったりしています。
もう一つは目標を高くもってそれを達成するために挑戦し続けることです。私の大きな目標は、オリンピックで優勝することです。そのためには、日々努力を して、一つ一つの大会で力を出し切り、一歩一歩前進していくことがオリンピックへつながると思います。ただ頑張るだけでなくしっかりとした目標をもつことが大切だと思います。
さらにもう一つは、メリハリをつけた生活を送ることです。私は生活の中で緊張とリラックスの切り換えを素早くするように心がけています。休みなく緊張し頑張り続けることは不可能で、リラックスし気分転換することはとても大事です。私も休みの日は友達と遊びに行ったり、自分の心が休まる時間を作るようにしています。それはパワーをため、次へのステップになるのです。だから、やる時はやる、休む時は休むでメリハリをつけて一日を大切にするようにしています。
今、できる事、したい事を納得いくまで後悔しないように日々過ごしたいと思います。だからみなさんも充実した日々を過ごしましょう。
写真提供:ベースボールマガジン社、河北新報社
掲載:社会科学部報No.46 2005年春号
Profile
平山 優 (ひらやま ゆう)
1985年生まれ、宮城県出身。
主な戦歴
- 2002年
全国高校総体(インターハイ)シングルス優勝
全日本ジュニアバトミントン選手権大会シングルス準優勝 - 2003年
オランダジュニアシングルス優勝
ドイツジュニアシングルス3位
全国高等学校選抜バトミントン大会シングルス優勝
全国高校総体(インターハイ)シングルス準優勝
全日本ジュニアバトミントン選手権大会シングルス優勝
全日本総合シングルス準優勝
マレーシアサテライトシングルス3位