展示概要
いちば(市場)は古来より、自然の恵みを我々の食卓へとつなぐ存在として、町の中に、都市の中に一定の位置を占め、その都市ごとに独特の文化を育む場になっている。
この展示では、築地市場を題材に、我々の食と密接に関わるいちばの機能を歴史と映像でとらえ直す。
すなわち自然物を運び込み、集め、並べ、分けて、さらに運び出すという一連の行為を軸に、市場という場と行為の現れがどのように変化し、何が変わり、何が失われてきたのかを振り返ってみたい。
豊洲移転が問題化している中で、我々の魚食を支える場としてのいちばがどうなっていくのかを考えるきっかけを提示したい。
展示会場
東京デザインテン @ 東京ミッドタウン デザインハブ
展示期間
4月14日(金)〜5月21日(日)
展示物
壁面展示>イチバの機能・空間の移り変わり
映像展示(モニタ)>イチバの一日
実物展示>ターレットトラック、小車(築地より借受)