Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

次世代型超省エネルギーリサイクル技術開発(3期目)

Development of Next Generation Super-Energy Saving Recycling Technology
  • 研究番号:22P12
  • 研究分野:environment
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2022年04月〜2025年03月

代表研究者

山口 勉功 教授
YAMAGUCHI Katsunori Professor

創造理工学部 環境資源工学科
Department of Resources and Environmental Engineering

URL:https://www.env.waseda.ac.jp/laboratory/details/?id=8

研究概要

①適正な資源循環プロセスの構築において、有価物回収と有害物除去を達成する分離技術の重要性は言うまでもないが、その中でも、各種成分を、分子原子レベルで分離する化学的分離法(高エネルギー消費的だが分離精度が高い)と固体レベルで分離する物理的分離法(分離精度が低いが省エネルギー的である)を適切に組み合わせて、高精度かつ省エネルギー的・経済合理性の高いプロセスを確立することが重要である。両分離技術は互いに相互補完的な要素を持つが、後者の技術開発は発展途上の段階にあり、今後、持続的な資源循環型社会を構築するには、それを強化することが必要である。本研究では、この目的を達成するために、物理的分離法の核となる粉砕・選別の両技術について、最新の技術を利用してその高度化を図るとともに,実際の廃棄物への適用性を検討する。
②リユースや高度リサイクルが思うように進まない技術的なボトルネックの1つは、選択的に得たい部分を解体し回収するための物理的分離技術が、未だ労働集約的であり、非効率で高度化されていない点にある。物理的分離技術は、化学的分離技術に比べて精度は劣るもの、はるかに必要なエネルギーは低いため、その精度が化学的分離技術に匹敵するほど向上すれば、低環境負荷で高効率な革新的分離技術が達成される可能性がある。本PJは、従来の物理的分離技術に対して、加熱、薬剤添加、マイクロウエーブ照射、電気パルス照射といった選択性を付与する工夫を加え、精度を劇的に向上させた物理的分離技術を開発することを目的とする。また、その機構を高度固体分析やシミュレーションを駆使して解明する。

年次報告

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