サステナブル社会移行研究(2期目)

サステナブル社会移行研究(2期目)
Posted
2022年4月6日(水)
  • 研究番号:22P09
  • 研究分野:interdisciplinary
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2022年04月〜2025年03月

代表研究者

高口 洋人 教授
TAKAGUCHI Hiroto Professor

創造理工学部 建築学科
Department of Architecture

URL:http://takaguchi.arch.waseda.ac.jp

研究概要

2015年にパリで開催されたCOP21で採択されたパリ協定、2021年にグラスゴーで開催されたCOP21を受け、日本においてもいよいよ脱炭素、社会のカーボンニュートラル化への流れが加速してきた。建築物の建設や都市開発において、ネット・ゼロエネルギービルやネット・ゼロエミッション開発が増加しており、また企業や自治体においても脱炭素やRE100を宣言するところが増加している。低層新築建築物では、ビル単体でネット・ゼロエミッションを実現することはもはや不可能ではない。しかしこれらの多くは政府の補助金を活用し、かつ企業の広告宣伝を兼ねており、建築主や開発主が経済性やその他の動機から自主的に建設や開発に取り組むような状況になるには、さらなる社会変革が求められる。特に既築建築物においては、事業用や住宅用を問わず、性能向上に向けたインセンティブが働きづらく、さらなる工夫が求められる。そこで本研究では、建築や都市開発、特に既築建築物に関連する省エネルギー、低炭素技術の普及促進手法、サステナブル社会への移行を促進する社会技術開発、移行度合いを測るトランジション・マネジメント技術の開発と実証を行う。

年次報告