- 研究番号:19C09
- 研究分野:environment
- 研究種別:奨励研究
- 研究期間:2019年04月〜2020年03月
代表研究者

平松 裕基 理工総研が募集する次席研究員
HIRAMATSU Yuki Researcher
理工学術院総合研究所 関根 正人研究室
Research Institute for Science and Engineering
研究概要
神奈川県酒匂川水系の三保ダム直下では,洪水時でも移動しない大礫が川底の表面に露出した状態が見られます.このような河川区間では粗粒化が生じており,生態系へも悪影響が及んでいます.これらの問題を改善するために置き砂や排砂といった対策が行われています.しかし,その効果は長期にわたるモニタリングによって把握されていますが,定量的に効果を評価する手法は確立されていません.このような河床上で生じる土砂移動現象を理解するためには,礫が与える遮蔽効果を考慮することが不可欠です.しかし,既往の研究のみではその効果を十分に評価することはできません.そのため,本研究ではこの遮蔽効果を明らかにすることを目指しています.