Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

ヒストンバリアント及びヒストン修飾による遺伝子発現制御機構の解析

Study of the gene regulation mechanisms by histone variants and histone modifications
  • 研究番号:16C11
  • 研究分野:bio
  • 研究種別:奨励研究
  • 研究期間:2016年04月〜2017年03月

代表研究者

堀越 直樹 理工研が募集する次席研究員
HORIKOSHI Naoki Researcher

理工学研究所 胡桃坂 仁志研究室
Research Institute for Science and Engineering

研究概要

真核生物において、遺伝情報を担うゲノムDNAは、さまざまなタンパク質と結合したクロマチン構造として細胞核内に収納されている。クロマチン構造は単にゲノムDNAを核内にコンパクトに収納するための役割だけでなく、ダイナミックに構造変動することによって、遺伝子発現を厳密に制御していると考えられている。クロマチンの最小機能単位であるヌクレオソームは、4種類のヒストンタンパク質H2A、H2B、H3、H4が2分子ずつからなるヒストン8量体に約150塩基対のDNAが1.65回転巻きついた円盤状の構造体である。近年のゲノム解析によって、転写開始点やDNA損傷部位などの特徴的なゲノム領域特異的に、ヒストンの亜種であるヒストンバリアントやヒストンの翻訳後修飾が見つかっている。また、ヒトにおいて、約20種類のヒストンバリアントと10種類以上のヒストン修飾が発見されており、これらの多様なヒストンバリアントやヒストン修飾によって多彩なクロマチン構造が構築されると考えられるが、クロマチンの構造変動のメカニズムは未だに明らかになっていない。
本研究では、ヒストンバリアントやヒストン翻訳後修飾による多様なヌクレオソームの構造的性質および遺伝子発現制御における機能を、X線結晶構造解析、生化学的解析、および細胞生物学的解析によって明らかにする。

年次報告

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