Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

計算科学による原子炉過酷事故メカニズムの解明と安全性の向上研究(2期目)

Understanding Mechanisms of Severe Accidents and Improving Safety of Nuclear Reactors by Computer Science
  • 研究番号:19P13
  • 研究分野:science
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2019年04月〜2022年03月

代表研究者

山路 哲史 准教授
YAMAJI Akifumi Associate Professor

先進理工学科 共同原子力専攻
Cooperative Major in Nuclear Energy

URL:http://www.f.waseda.jp/akifumi.yamaji/

研究概要

原子力発電技術に対する信頼を取り戻すためには着実に福島原子力発電所の廃炉を進める必要がある。このため、炉内の状況を総合的に把握することに資することが求められている。一方で、同様な事故を繰り返さぬよう、原子力発電技術(特に軽水炉発電技術)の安全性を向上させる必要がある。本研究の目的は最先端の計算科学技術を駆使・発展させ、原子炉過酷事故メカニズムを解明し(理解の深化を図り)、万が一の事故時における原子力発電技術の安全性(事故耐性)を向上させることである。そのために、以下を実施する:
(1).原子炉過酷事故解析コード(SA解析コード)による炉心崩壊過程の感度解析および福島の実機プラントデータとの整合性を分析し、炉外に放出された燃料デブリの状態を推定する。
(2).伝熱・流動・相変化を機構論的にモデル化できるMPS法(粒子法)により、SA解析で簡略化されている原理・基本現象の理解に戻り、原子炉過酷事故メカニズムを解明し、SA解析コードの高度化に資する知見を得る。
(3).炉心冷却喪失時の炉心崩壊までの裕度(grace time)を向上する事故耐性燃料(Accident Tolerant Fuel: ATF)の候補概念を軽水炉燃料ふるまい解析により検討し、実機導入に向けた課題を明らかにする。

年次報告

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