Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

災害情報データベースの継続的構築及び社会安全への活用に関する研究

Development and updating of Accidents and Disaster Information Database System and its Application for Social Safety
  • 研究番号:17P25
  • 研究分野:environment
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2017年04月〜2020年03月

代表研究者

長谷見 雄二 教授
HASEMI Yuji Professor

創造理工学部 建築学科

研究概要

本研究は、負の遺産ともいうべき事故や災害の教訓が社会の共有財産となることを目指し、事故・災害に関わる情報を継続的に収集・整理しデータベース化すると共に、社会の安全に寄与するために如何に活用していくかを、実践的に研究することが目的である。2016年11月現在、「災害情報データベース」に収録された事例数は13万7548件、文献数は62万4079件となっている。本データベースを活用した各種の調査研究も多くの学術的成果をあげており、広範囲の事故・災害を網羅するデータベースとしては、国内外でも有数のものとして一層重要な位置を占めていくと考えられ、今後もデータの充実と個別事例の分析を継続し、データベース及び情報提供方法へフィードバックする。これらの情報は、データベースの加工版という形でWEB上に公開してきたが、より利用しやすく有効性のあるデータベースを目指すため、収録する全ての事例が誰でもWEB上で検索・閲覧できるよう一般公開に向けた検討を行う。また、これまですすめてきた国内外でも唯一或いは希少である「難波桂芳災害・事故事例資料」は、産業災害・爆発・化学火災等に関し、故難波桂芳博士(東京大学名誉教授)が蒐集した調査資料であり、現在、その約7割が早稲田大学に保管されている。本資料は、第二次世界大戦後の日本で発生した主要な産業災害の殆どを網羅するうえ、災害・事故直後に作成された報告や災害発生施設・装置の情報等を含む詳細な一次資料を豊富に含む点など、産業災害・爆発事故等の事例データとして他に類を見ない極めて貴重なものであり、産業災害等に関する事例研究、対策等の基盤資料として第一級のデータベースになると考える。これらの追加資料のインデックス化及びデータ化を行うと共に、公開・検索と保存の両立を目指した検討を行う。

年次報告

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