- 研究番号:15P09
- 研究分野:technology
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2015年04月〜2018年03月
代表研究者

高西 淳夫 教授
TAKANISHI Atsuo Professor
創造理工学部 総合機械工学科
Department of Mathematics
研究概要
高度な医療手技の習得には、トレーニングが必要となる。医療手技のトレーニングの場として最適な場面は臨床であるが、未熟な医師や看護師等を臨床でトレーニングすることは、患者の不利益に直結する。そのため、臨床に臨む前に何らかの方法で、臨床手技のトレーニングを行う必要がある。そこで近年、世界的にシミュレーション医学教育が注目されている。これは、医学教育シミュレータと呼ばれる患者の体の一部または全身を再現した模型を用いて、臨床手技トレーニングを行う手法である。現在、さまざまな医学教育シミュレータが市場に存在するが、より高性能で、精巧に人体を模した医学教育シミュレータに対するニーズは大きい。そこで申請者らは、本学において培ってきたヒューマノイド技術を応用した革新的な医学教育シミュレータの開発を目的として、本課題を実施している。本課題においては、個人または複数人が参加するチームの、さまざまな手技のトレーニングに使用可能な患者ヒューマノイドの開発に取り組む。