Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

新規生物活性ペプチドの取得を基盤とした医薬・マテリアルの開発

Development of drugs/materials based on novel bioactive peptides
  • 研究番号:19P02
  • 研究分野:bio
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2019年04月〜2022年03月

代表研究者

小出 隆規 教授
KOIDE Takaki Professor

先進理工学部 化学・生命化学科
Department of Chemistry and Biochemistry

URL:http://www.chem.waseda.ac.jp/koide/

研究概要

本プロジェクトは、ランダムな分子集団(ライブラリ)からの探索(スクリーニング)や論理的分子デザインによって新規な生物活性ペプチドを取得し、それらを医薬品やバイオマテリアルの開発に応用することを目的とする。
数十残基のアミノ酸からなるペプチドは強い生物活性や標的特異性を発揮することができ、化学合成による調製や分子修飾が容易なことから、医薬品やバイオマテリアルの原料あるいは機能化剤として有用である。申請者はこれまでに、ペプチドのin vivoでの利用を目的として、ペプチドが本質的に有する生体内での易分解性を克服できる3重らせん構造に着目し、その構造を持つ生物活性ペプチドに関する研究を行ってきた。その例は、①in vivoでも抗菌活性等の生物活性を発現できるペプチド(医薬)、②細胞接着等の生物活性を有する人工コラーゲン(マテリアル)、③腫瘍部位周辺に存在する変性コラーゲンを標的としたイメージング(バイオツール)や薬物送達(医薬)など多岐にわたる。これらの研究によりペプチドをin vivoで利用するための基本的コンセプトを実証するとともに、多くの実際的な知見や技術を蓄積できた。しかしそのコンセプトの応用範囲を拡大し、インパクトのある研究を実現するためには、より規模を拡大した包括的な研究が必要となってきた。
そこで本研究では、①ランダムなペプチドの分子集団から生体内で安定な生物活性ペプチドを効率的に探索するシステムの開発や、②分子の立体構造や化学的な反応機構に基づいた分子デザインによるペプチドの誘導体化、③それらのペプチドをもちいた医薬品やバイオマテリアルへの応用を指向した研究を展開し、医療にかかわるアカデミア発モノづくり研究を実現したい。

年次報告

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