- 研究番号:17P20
- 研究分野:technology
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2017年04月〜2020年03月
代表研究者

栗原 正典 教授
KURIHARA Masanori Professor
創造理工学部 環境資源工学科
研究概要
2011年3月に起こった東日本大震災、とりわけ福島第一原子力発電所の事故以来、エネルギー問題に関心が集まっており、太陽光発電や風力発電等の再生可能な自然エネルギーの開発に向けた研究も加速されている。しかしながら、これらの新エネルギーには解決しなければならない問題が山積していて、その解決にはまだ時間を要する。したがって、短期〜中期的なエネルギー問題の解決には、現在でも一次エネルギーの9割近くを占めている化石エネルギーを中心とした地下エネルギー資源に頼らざるを得ないが、その場合に懸念されるのが、化石エネルギーの枯渇、エネルギー安全保障、環境問題等である。
経済産業省(METI)や、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)では、地下エネルギー資源の確保に向け、種々のプロジェクトを実施している。本研究では、これらのプロジェクトの一環として、石油・天然ガスを中心とした地下エネルギー資源全搬を対象に、その増産に関する研究を実施し、現在進行中のエネルギー資源開発プロジェクトへの適用を図ることを目的とする。さらには、この研究を通して我が国の技術力を上昇させ、それを地下ネルギー資源の権益獲得、つまりは我が国のエネルギー安全保障に繋げることも目的としている。